長門が髪の毛にもぐりたがるので困っている。
人間様の髪は、顎の少し下あたりまでの長さのショートボブなのだが、長門にとっては非常にこれが魅惑的らしい。
肩に来るとすぐ、髪の毛にもぐっていってしまう。
そして首筋にぴったりと身体をすり寄せながら、もそもそ、もそもそと髪の中を移動していく。
多分、長門にとっては甘えながらの楽しい遊びなのだろうが、この季節、首筋の開いたTシャツの時にこれをやられると、体温の高い羽毛の塊が首にひっついて暑苦しいわくすぐったいわ、爪で肌がひっかかれてミミズばれになるわでろくなことがない。
恐らく、髪を短くしておけばやらなくなると思うのだが、何となく自分の負けを認めるようでいやなので、とりあえずはもぐってこようとする度に手でブロックしては追い払っている。
髪を巡る攻防
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