船祭り予行

 観艦式予行の帰りに飲んだら、帰ってそのまま寝てしまいました……。
 そういうわけで1日遅れのアップになります。
 というわけで観艦式予行1回目。
 総火演と同じで予行、特に1回目などとなればできが良くないに決まっているのだが、さてどんなもんだろうか。

 今回乗る『くらま』は、本番では総理を始め、副大臣、防衛大臣、陸海空幕僚長等々、お偉方が乗り込んで観閲を行う役目を負っている。
 なので特別にこんなお出迎え準備があったりする。
 もちろん一般人は別の乗艦口からしか乗れない。

 観閲艦という特性上、『くらま』の出港はいちばん後になる。
 暇をもてあます見学者を尻目に、軍艦マーチを演奏しながら次々と出港していく皆さん。

 左:一方、『くらま』では、偉い人乗艦のリハーサルをやっていた。ただしここで乗ってくるのは副大臣までで、総理は後からヘリで着艦することになる。
 右:偉い人。確か自衛艦隊司令官だったかしら。

 隣の船越からは『えんしゅう』が出てきた。
 標的機飾ってるんだ……。

 左:5インチ速射砲の稼働実演。
 右:例によって胸に札をぶら下げた偽者偉い人の皆さん。なんだかすごく楽しそうだ。
 ところで、今回の『くらま』はとても制約が多い。
 偉い人が乗ってくると言っては立ち入りを規制され、偉い人が艦内を通ると言っては通路の通行を制限され、お手洗いに行くにも不自由する始末だった。
 自衛隊的には総理は最高指揮官であり、相応の敬意と待遇で接するのは分かるし、警備上の理由もあるのだろうが、有権者側からしてみれば、こっちこそ総理やその他国会議員から頭を下げて通路を譲られるべきだとちょっと思ったのはここだけの話。

 実はこの前の写真までがS100、ここからD7000(たまにS100のも混じっている)なのだが、露出調整に失敗してかなり強い修正をかける羽目になったので、色などが不揃いになっている。
 これは第1海堡……かな?


 左:後ろから『ちはや』と『あすか』が追いかけてきた。
 右:前を見ればやっぱり灰色の艦が思い思いに航行している。

 バナナの船だ!

 左:浦賀水道を出て隊列を整え始めた護衛艦たち。ただし『くらま』は総理が乗ったヘリを着艦させるために離れていく(艦が風上を向いていないとヘリや飛行機は離着艦できないため)。
 右:総理ヘリ。

 遠くでは隊列を整えて『くらま』を待つ観閲部隊。

 総理を乗艦させた(つもりの)『くらま』も加わろうとした時、LPGタンカーがひょっこり姿を見せたかと思うとそのまま観閲部隊の中に進んできたので、合流は中断。
 多分かわすタイミングを間違えて、右にも左にも逃げられないまま来ちゃったんだろうけど、観艦式に備えて一般船は規制されてるはずなのに、どうしたんだ。
 というか毎回隊列組む最中に中に入り込んじゃううっかりさんが出るな。

『ひゅうが』に問答無用で観閲されてるタンカー。かなり気まずい。

『ちょうかい』と『てんりゅう』に両側から観閲されてるタンカー。相当気まずい。

 タンカーが去ったので気を取り直して『くらま』が合流。

 受閲部隊が遠くからゆっくりと近付いて来た。
 毎回この時間がいちばんわくわくする。
 観閲は解説が面倒くさいので、写真を並べるだけにします。











 観閲終了。ちなみに特別参加の米、オーストラリア、シンガポール海軍艦は予行には出ない。まあそんなことだろうとは思っていたけど。
 また、毎年巡視艇を参加させている海保は、今年は尖閣対応のため参加せず。
 この後、観閲部隊は各種訓練展示に備えて180度大回頭をする。

 良く分かる大回頭。
 この時『くらま』はまたヘリを着艦させるために隊列から離れていた。

 左:ここから訓練展示。まずは礼砲。
 右:続いて新作、3艦による一斉方向転換。展示の花形であるボフォース発射が搭載艦の引退でなくなってしまったので苦肉の展示なのだろうが、見栄えはいまいち。

 潜水艦のドルフィン。
「どこから出てくるのか分からない」という皆様のお困りの声に応えたのか、今回は潜望鏡を上げて位置を示しながら出てくる親切仕様だったが、予行のせいかほんのちょっと頭を出しただけでごまかされてしまった。

『いせ』のヘリ離艦展示。奥は『ひゅうが』。

 左:そして地味さではトップクラスの補給展示。
 右:ちゃんと給油ホースを渡しながら航行している。

 LCAC。

 左:華麗に撮るタイミングを逃したミサイル艇のフレアー発射。
 右:これも撮るタイミングを間違えたP3Cの対潜爆弾投下。

 P3Cのフレアー

 US-2の超低空飛行。本当は着水までやる予定だったのだが、海面が荒れているのでぎりぎりまで降下しただけだった。
 ちなみに書き忘れていたが、この日はものすごく風が強くて波しぶきをかぶるわ油断すると物を飛ばされるわ、いろいろ大変なことになっていた。
 これて展示も全て終わり。
 んーなんだろう、予行のせいか全体的にいまいち気合いが入っていないような感じがして少々消化不良の気がある。
 特に潜水艦のドルフィン。

 総理退艦のためにまた風上に向けてスピードを上げる『くらま』。
 一方、他の艦艇は総理が去るまでそのまま待機。その後、ばらばらになってそれぞれの港を目指す。

 でも浦賀水道に入ったら結局また列になっていた。
 浦賀水道は管制が厳しいので、大型艦船はどうしてもこういう風に航行することになるらしい。

 水中翼船だ!

 横須賀港に入って入港準備。

 タグで岸壁に押されている最中、『ひゅうが』が悠々と入ってきた。
 こうやってみると改めてでかいなこの艦……。
 というわけで、今回の船祭り週間はこれで終わり。
 また3年後……この分だと本当にチケット手に入るか分からないけど……。
○おまけ

 降りる時におみやげをくれた。
 左から『くらま』のペーパークラフト、観艦式特製の袋、クリアファイル、シール、海自のパンフ。

船祭り予行」への2件のフィードバック

  1. よの

    AGENT: Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.2.1; ja-jp; IS03 Build/S4110) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
    おや、前にいたのですね。
    後ろで同じく不完全燃焼してました(笑)

    返信
  2. 深度測定長

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:15.0) Gecko/20100101 Firefox/15.0.1
     やっぱり不完全燃焼でしたか(笑)。
     なんかねー、微妙ですよね。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です