とりあえず毛利さんは安定の平常運転

 というわけで「名探偵コナン 絶海の探偵」を見てきた。
 これは良いイージス艦のプロモーション映画(笑)。
 コナンはテレビでは割と見ていたりするんだけど、映画は初めて。というか日本のアニメを映画館で見ることそのものが10年かそれ以上ぶりな気がする。
 レディースデーの19時という時間だったせいか、想像以上に客層は普通だった。ほとんどが若い女の子数人連れかカップルで、小さいお友達がいないのは時間的に分かるとしても、いわゆる典型的なアニオタ女的なのも若干1名ほどしか見なかったのが意外といえば意外だった。そんなに一般的なアニメだったのかコナン。
 イージス艦というと一般人が立ち入りできない区域も多く、どうしても中心になって動くのは大人、それも自衛官になりがちな中、コナンやいつものメンツをどうからめて活躍させていくかにスタッフの苦労の跡が忍ばれた。
 もっとも、蘭や少年探偵団はそれで今回結構割を食った感がある。それでも蘭はコナンとからめてそれらしい出番を増やしてたけど、3人組は本当にいるだけみたいな感じになってしまってちょっと可哀想だった。
 ストーリー的にはもうひとひねりあっても良かった気がするけど、それでなくてもイージスの描写や説明でなじみのない情報が多くなる中、子供向けとしてはこのぐらいが丁度いいのかもしれない。
 というか、冒頭のCICでの戦闘は、面白いけど、後の展開を考えると不要だった気もする。ミスリードを狙うにしても中途半端だし、もともと別のトリックのための何か仕掛けだったのが、尺か展開の関係でそれが削られ、あのシーンだけが残ってしまった印象があった。
 ところでコナンの次回作はルパンIII世との対決らしい。どうしたその突然の迷走は。

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