すみません、27日分を書くので力尽きたので、明日改めてアップします。
そんなわけで、28日。
宿坊に泊まるといいのは、境内の中にあるので、拝観時間関係なく中をうろつけるということ。
もっとも、延暦寺ぐらい広大で自然たっぷりの寺だと、下手な時間にうろつくと逆に危険だったり、お堂そのものが閉まってて見れなかったりするんだけど。
そんなわけで、6時半に宿泊者だけが参加できる朝行(お坊さんがお堂で朝のお経をあげるのを見て説話を聞いて、仏様に焼香したりする)に出て朝ご飯を食べたらすぐに散策を始めるつもりだったのだが、ご飯の後うっかりうたた寝してしまい、出発したのは結局9時半頃だった。
朝の説話で「ここにいらっしゃる皆さんの中には天台宗ではなくて、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、禅宗など、他宗の方も多くいらっしゃると思います。ですが、これらの開祖の方々は皆ここで修行をされた方ですので、全然構いません」と普通に言ってたのが面白かった。
「元祖」の余裕なのかもしれないけど、キリスト教やイスラム教だと、宗派が違うだけで他人どころか敵扱いになっちゃう現実がある中で「あ、その人もともとうち出身ですから、いっすよ」と言えるゆるさがなんで仏教にだけはあるんだろう?
延暦寺にはざっと150ほどのお堂や塔が散在するらしい。公開されていないものもあったりするから全部を見るのは当然ながら無理だが、せっかく来たのでなるべくたくさん見たいなと思ったので、せっせと歩いて(たまにシャトルバスに乗って)来た。
でも、見るつもりでいたのに逃した場所も結構ある。
これを全部焼いてのけた信長すごいな。
ここはお寺というより、ハイキングとかトレッキングコースとか思ったほうがいいみたい。
もちろん、有名どころだけさくっと回って終わるのもありだけど、脇道に入ると思いがけないところに小さな祠やお堂があったりするので、そんなのを見るのも楽しい。
ただ、うっかり修行者用の行者道に踏み込むと変なところに行っちゃう可能性があるのが危険だけど。
そんなわけで、仏の心を堪能して帰ってきたのだった。
お山巡り
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