戦車乗りに行ってきた

 駒門駐屯地に研修に行ってきた。
 明日が総火演(予行)なのでそのプレ研修。
 おととしも行った気はするんだけど気にしない。
 駒門駐屯地には、戦車部隊やら情報保全隊やらいろいろひしめいているのだが、特徴的なのは海外派遣のための教育、訓練を行っている国際活動教育隊。
 訓練のために、イラクのサマーワに派遣された時の基地のミニチュア版を作ったりしていて、見せてもらった。
 イラク派遣当時は政情が安定しておらず、自衛隊がテロの標的になる可能性もあった。
 ほとんど報道されていないが、反自衛隊のデモなんかもあったという。
 なので、イラクではテロに対する警戒設備が半端なく充実している。

 第一関門。
 車が突入してきたらこれで車をパンクさせる。

 第二関門。
 それでも突入してきたらこれで阻止する。
 遮断機の内部には極太の鎖が仕込んであって、トラッククラスが時速50キロでつっこんできても阻止できるらしい。

 探照灯。いわゆるサーチライト。
「ルパンなんかで、忍び込もうとしたルパンが突然光にバッと照らされて、そのまま追われるとかいうのがあるでしょう。あれです」
 という説明だった。
 このほかにも数メートルの高さと幅のある土嚢とか、これでもかというぐらい設置してあるいろんな種類の監視カメラとか(セコムのらしい)、実際にはかなり危険な状態での任務だったということが分かる設備だった。

 お当番表。

 でも微妙にそのへんの工事現場感。

 そしてまた74式の体験搭乗。
 人間様、シャレじゃなく飛ばされるんだよねこれ……。

 今回はキャタピラをぐにぐに動かすのを動画で撮ってみた。
 最後はお辞儀までしてくれるのだが、結構な騒音なのでご注意。

 で、戦車でシェイクされた後は射撃シミュレータ。
 おととし見た時は機関砲のデモンストレーションだったが、今回は担いで撃つミサイル砲だった。
「女性でも赤ん坊抱ければ大丈夫ですよ」と言われたので、赤ん坊いないけど爆撃するために飛んでくる戦闘機を迎撃するというのをやってみたが、そんななまやさしいものじゃなかった。
 重さが9キロある上に、基本男性仕様なので、何もかもが体や手のサイズに合わない。
 何とか当てたけど2度は無理。
 しかも照準器に眼をぶつけてコンタクトなくした。お詫びとかされかねないんで中の人には内緒だけど。
○おまけ

 駒門駐屯地売店で発見、ラバーアヒルかと思ったらぬいぐるみだった。
 空自バージョンは買い損ねた。

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