特殊な交渉術見てきた

「タイムスクープハンター 安土城 最後の1日」を見てきた。
 NHKのほうは、たまにつけてやってれば見る程度なのであまり内容は知らないんだけど、なんとなくスタートレックと一緒にムビチケ買っちゃったんで。
 これならまずははずれないだろうしとも思ったし。
 うーん、これ、安土城を持ってきたのは失敗だった気がする。
 そもそも安土城を出さないとならない必然性がない。多分、映画にするからには何かひとつ大ネタを持ってこないととスタッフは考えたんだろうけど、結果としてタイムスクープハンターじゃなくてただの時代劇になっちゃってる。しかも、せっかく安土城なんて壮大な物を出してるのに立ち位置だけは庶民的なのか、出演人数が少ないのでショボイ感半端ない。
 本能寺から博多への島井宗叱と矢島権之助の逃避行をロードムービー風に追っていけば良かったんではないだろうか。
 まあ、安土城をCGで描く方が、実際に現地ロケを繰り返すよりお金はかからないだろうけど。
 あと、頭を矢で貫かれて死ぬパターンが妙に多かったのと、最初髪を結んでいた時空ジャーナリスト見習いのヒカリが、途中でわざわざそれほほどいて邪魔そうに長髪ばさばささせながら活動してたのがなんか気になった。
 それから、1980年代の高校では、靴のまま校舎に上がり込むよりそんな派手なペンダントしてる方が教師に怒られると思う。
 でもつまらない訳じゃなくて、なかなか面白かった。展開がスピーディだし、どんでん返しにまたどんでん返しが続くので飽きずに見ていられる。
 意外にすごかったのが、島井宗叱役の上島竜兵。島井は博多の豪商で、信長に招かれて本能寺に来ていて変に巻き込まれ、所有の名茶器「楢柴肩衝」と共に命からがら脱出して博多に帰ろうとするんだけど、なんというか上手い。矢島権之助役の時任三郎がどうしても型どおりの時代劇の侍から抜けられないのに対して、島井という人物のポイントをちゃんと理解し、自分の物にして演じきっている。
 正直、芸人としてのこの人は好きじゃないんだけど、役者としては面白いなあと思った。

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