「サカサマのパテマ」を見てきた。
1週間ぐらい前にYahoo!のトップリンクで見かけて、久々に自分の中のセンス・オブ・ワンダーを刺激されたので、レディースデーを利用して行ってきた次第。
割と古いタイプのSFファンなので、SFにはやっぱり何かしらのセンス・オブ・ワンダーがあってこそだと思うのだ。
とある災厄で重力の働きが正反対になってしまった地上世界と地下世界の少年少女の出会いとか、ぶっちゃけ出オチもいいとこなのだが、絡んでくる悪い奴らとかそれに対抗する人々とか、明らかになってくる過去の事情とか世界の壮大なカラクリとか、次々と物語が重層的になってきて、かなり面白く見られた。
なにしろ世界全体の重力が反対なので、お互い相手の世界から持ち込んだ持ち物は下ではなく「上へ」落ちる。地下世界から来たパテマにとっては地上世界の空こそが落下の恐怖の対象だし、地上世界のエイジはパテマに掴まることで浮くことができる。こういった表現は映像、しかも単純な線や面で示されるアニメでなくては、印象的に見せることは難しいんじゃないかと思う。
ただ、惜しいのはパテマの甲高いキンキン声。今は少女ヒロインといえばこういう声が定番だし、若手声優はみんなこの手のしゃべりしかできないというのは分かっているが、もうちょっとどうにかならなかったのかという気はしないでもない。
空に降ってく少女の映画見てきた
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