東北縦断の旅・三沢編

 最終日は盛岡からさらに北上して、空自三沢基地。
 この日は良く晴れて気持ちいい天気になったが、風が盛岡よりさらに冷たい。
 三沢基地は米軍と空自が共同で使っている。というより米軍基地内に空自が間借りさせてもらっている状態。
 なので中ではものすごい制限がある。
 写真は本当に展示用の物しか撮れないし、移動中も見通しの良い所は絶対通らない。格納庫から滑走路を眺めるのさえ、空自の人に付き添われてでないとできない。
 なので見学としてはとてもつまらない。
 厚木や岩国も米軍と共用だけど、ここまでうるさくなかったと思うんだけど、まあ空自はもともと杓子定規なところがあるし、「身内」じゃないっていうのもあるんだろう。

 資料館でこんな感じのブリーフィング。
 ここの資料館、歴代の三沢航空祭のポスターを展示してあるのが面白かった。
 ブルーインパルスがカラースモークを吐いてたり、アクロバットをしているのがF-86だったり(ブルーインパルスですらない)、歴史を見ている感じでこれは飽きない。

 格納庫でF-2見学。
 置いてあるのがこれだけで、他の機体や機材が一切無いところを見ると、見学用にわざわざ格納庫を全部片付けて1機だけ持ってきたっぽい。
 ……まあいいんだけどね。
 この後は昼食を体験喫食(堅焼きそばと野菜サラダにバナナが1本ついてきた)、地上管制塔見学。三沢基地の管制は、米軍や民間機も含めて(一応三沢基地は三沢空港という民間空港でもある)空自がやっている。
 管制塔も写真禁止だがこれはしょうがない。
 こんな感じで見学は終了。時間がぎりぎりになって基地での買い物の時間はなし、かろうじて八戸駅で新幹線に乗る前に15分ぐらいお土産を買う時間があっただけだった。
 東北は、他地方から見ると東日本大震災でひとくくりにされがちだけど、実際に行ってみると地域によって結構感覚に差があった。
 まあ関東でも、東京あたりと大きな被害のあった千葉とかではやっぱり意識は違うから、別に不思議でもなんでもないんだけど、この差をきちんと見ていないと、誤解が出てしまうというのもまたあるなというのは思った。

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