ご縁の国のご縁の神社

 というわけで、出雲大社に行ってきた。
 なお、今回はあくまで普通の旅行で、どっかの基地に行ったりイベントを見たりとかそんなのでは全くないので、念のため。
 ……まあ、いい機会だから出雲駐屯地を見学させてもらおうかとちょっと考えたけどね。
 土日は見学できないからあきらめたけども。

 早起きと努力が嫌いな人間様だが、この暑い中団体客に取り囲まれるのはもっと嫌なので、8時半過ぎに来てしまった。
 空は青いし木陰は涼しいしいい風は吹いてるし人はいない。すごく快適。

 絵はがきみたいに人がいない。

 いいのか悪いのか非常に判断に困るおみくじ。

 本殿の裏側。朝で空気が澄んでいるのかクリアな写真が撮れる。

 境内のあちこちにこんな風に小さな社があって、お賽銭がとても足りない。
 なぜか菅原道真までまつってあったりする。

 自然の滝に見えるが人工のものらしい。まつってあるのは大国主命。
 で、全部見終わった時点でまだ10時前。
 この後松江と八重垣神社と玉造温泉に行くことにしているのだが、まだ早いので島根県立古代出雲歴史博物館に寄ってみた。

 あちこちで同じような写真を見かけるが、銅剣の集団と銅鐸の集団。それまでは土器とかばっかりなので割と流し気味に見てたのだが、これで一気にテンション上がった。
 銅鐸は1~2ミリの細い線まで鋳型で作ってあるんだって。古代の技術半端ない。
 なお、写真については、明確に撮影禁止の表示がされていないものについては、フラッシュをたかなければ撮影していい旨を博物館の人に確認してある。

 そんなものをこんな無造作に展示していていいんですか。

 古代の偉い人。
 なんだか馬がサラブレッドっぽい気がしないでもないが、そこはつっこまないでおこう。
 日本の在来馬はポニーだから、見栄えがしないのも確かだし。

「ワレワレハウチュウカラキタ」とでも言い出しそうな土偶。

 スペシウム……いえなんでもありません。

 同僚にこんな人いる。

 緑と鳥居と飛行機雲。
 博物館から出たら12時。日差しは強いし熱気がまとわりつく感じになってきた。
 人も増えてきたので、カレーに牛乳の黄金コンビでお昼ご飯にした後、松江に向かうことにする。
 でもお店の人の話を聞いていると、今日は「すごくからっとしている」らしい。
 普段どんだけ湿気強いんですか。

 これは乗るやつじゃないけどカラフルなので撮ってみた。
 なお、今回、縁結びパーフェクトチケットという、3000円払うと3日間、出雲と松江のJR以外のほぼすべての電車、バスに乗り放題できてしまうというチケットを使っている。
 なのでフットワークが軽い軽い。
 もっとも、バスはともかく電車は1時間に1本とかなので、首都圏あたりを行動するつもりで調子に乗ると行ったきり戻れないとかいう悲劇に見舞われる恐れもある。
 で、松江についたらちょうど八重垣神社行きのバスが出るところだったので、飛び乗ってそのまま来てしまった。
 ええそうですよここも縁結びの神社ですよ。
 スサノオとクシナダヒメに興味があるからなんですと言ったって、信用してもらえないでしょうねええ。

 女子率が異常に高い、というかほぼ女子しかいない八重垣神社。
 ここに限らず、出雲ではクシナダヒメがすべて稲田姫という名になっていて、クシナダヒメとは全く言わない。
 クシナダヒメは櫛名田比売の他に奇稲田姫とも表記されるので、間違ってはいないのだけど、なんで徹底してクシナダヒメと言わないのかが気になった。
 ネットでさくっと検索してみたけど理由はわからない。風土記に書いてあるとかなのかな。
 有名な、紙の上に硬貨を乗せて池に沈めるおまじないはやらなかった。
 だって結果が悪かったら取り返しがつかないじゃないか。
 そしてこの後また松江に戻り、玉造温泉に行こうとしたのだが、玉造温泉駅と温泉街はバスでないと行けない上に(いや30分ほど歩く覚悟があれば歩きでも行けるけど)、駅まで戻るバスが18時40分ぐらいで最終。しかも1時間に1本ペース。
 この時点で17時過ぎ。温泉入って散策なんかしてたら絶対に帰れなくなる。
 ローカル交通事情の元では、なんとかなるだろうと甘く見ると痛い目に遭うというのを去年の比叡山でいやというほど経験したので、ここは潔くあきらめてホテル近くの温泉ランドで我慢することにした。
 うっかり最初の出雲大社で会社用の数で稼ぐお菓子買ってしまったので、その後ずっと持ち歩くことになり結構大変だった。
 歩いてる人はみんな全然お土産を持っていないんだけど、みんなどうしてるんだろう?
 空港で買ってるのかな?
○おまけ

 地面のくぼみにうずくまって涼を取っている鳩……なのだがなんでそんなやばそうな目つきなのか。

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