すみません、書いていたら3回もアクセスエラーを食らって記事が飛んだので、力尽きました。
明日書きます。
というわけで気を取り直して。
総火演の予行ですよ。
とりあえず写真羅列しますよ。
まずは前半の装備実演。
会場についたのは9時頃。あたりは一面のガスで、なんだか嫌な予感しかしない。
それでも始まる頃には1000メートルぐらいまでは見えるようになっていた。
が、数千メートル先の火砲の着弾位置はガスのまんまで、着弾がほとんど見えない。
そして太陽が差し始めて急速に地温が上がった会場では、埃よけのために撒いた水が猛烈な湯気になって蒸発しはじめた。
これは203ミリ自走榴弾砲。乗員はちゃんとカモフラージュメイクをしている(青ヘルは多分安全担当か何かの人)。
横向きになって撃つ自走105ミリ榴弾砲。
そして尋常じゃない勢いでもうもうと上がる湯気。
なんだか変に臨場感のある風景になっている。
大丈夫かこれ。
小銃てき弾が一番端っこの風船に命中したところ。
小銃てき弾というのは、ライフルの先っちょにつけて手榴弾を発射するような装置と考えればいい(と思う)。
左:迫撃砲。
右:狙撃兵(寝ている人)。500メートル先のジープの運転手に命中させる腕前。
対戦車ヘリと自走高射機関砲。
自走高射機関砲は対空兵器なので、落とす側と落とされる側がひとつのフレームにおさまってる感じになる。
みんな大好き10式戦車。
戦車砲は音が非常に大きいので、毎年撃つ前には「大きな音がします! ご注意ください!」という注意喚起アナウンスが入る。
しかしなぜか今年はやらなかったので、油断していて不意打ちくらって肝を潰す人が続出した。
なんか忘れたけど多分対戦車誘導弾。
これで前半は終了。
実は空挺降下もあったのだが、1000メートルぐらい先でちまちま降りてくるのでとても撮れなかった。
後半は、前半で紹介した武器兵器を使って、島嶼防衛のシミュレーション展示を行う。
日本の島を占領しようと海の上をやってくる敵に、陸海空が連携して防衛に当たるという設定。
まずは敵上陸艦隊接近の報を受けて、海自のP-3Cが情報収集飛行。
この時にはすっかりガスも上がり、湯気も消えてクリアな景色になっている。
続いて空自のF2が迎撃。
この後、海自や陸自の対艦ミサイル部隊が敵艦隊を攻撃するが、撃ち漏らした敵が島に上陸、橋頭堡を築いてしまったため、陸自の地上部隊が出動する。
まず攻撃ヘリに護衛された小規模な偵察部隊がバイクや徒歩で潜入、その情報をもとに火砲が数キロ先から大規模に敵陣地を叩き、最後に戦車や歩兵が敵部隊を潰すという流れになる。
しかし良く考えると、日露戦争の時から変わってないんだなこれ。
てな感じで昼間は終了。去年と内容はほぼ変わらなかった。
と思ったら、チヌークでの宙づり撤収今年はやらなかったよ! あれ結構楽しみなのに。
あと、当然ながら、やっぱりあからさまに噴煙出してミサイルが飛ぶ奴とか、分かりやすくビジュアルが派手な物のほうが歓声が上がる。
10式のスラローム射撃とか、できるのは世界でもこの戦車だけというすごい技なんだけど、それはある程度の知識がある人しか分からないので、普通の人は結構ぼんやりしていた。
そしてしばらくホテルで時間つぶしをした後は夜間演習にGO。
演習開始は17時半から。
そしてまたしてもガス。よみがえる去年の悪夢。
演習開始直前の投光器試験ではこんな状態になってしまい、みんなもうすでにあきらめムード。
一応予定通りに開始されることになり、観閲官の富士学校長も登場したが、また「目標確認できず砲撃中止」の繰り返しになるんだろうなと思っていたら……。
なんとフルプログラム展示した!
地上はガスっていたが、上空は星が見えていたので、思っていたより条件は良かったのかもしれない。
始まったらどんどんガスが晴れていって、富士山と山小屋の明かりがきれいに見えていたし。
ちなみに左は機関砲射撃。右は照明弾の明かりの下で火砲が一直線に砲撃を命中させたところ。
実はいつものキヤノンS100を使ったのだが、明かりを全て消して真っ暗闇になる会場では、液晶画面程度の明るさでも結構まわりの迷惑になるので、タオルで液晶を隠しながら撮った結果、ろくでもない写真を量産する羽目になり、まともなのがこのぐらいしかなかったのだ。
闇の中で聞く砲声は、昼間より大きく禍々しく聞こえて、これは確かに恐いだろうなと思う。
暗視装置とか照明弾とか、テクノロジーの進歩で、昔に比べたら夜間の戦闘もずっと楽になってるんだろうけど、それでもこういう根源的な恐怖は変わらず残るんだろう。
富士で総火演見てきた。ついでに夜間も
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