報われない思い

 いずもは人がいいので、一生懸命五十鈴の面倒を見ようとする。

 自分の巣に入っている五十鈴を身を挺して守ってやり。

 五十鈴がカゴの中に入れっぱなしになっていれば、早く五十鈴も出してあげてと人間様に訴え。

 何かというとそばにいてあげようとする。

 一方の五十鈴はというと、そんないずもの努力などお構いなく勝手気まま。
 いずものがちょっと目を離した隙にいずものカゴにやってきては、自分のカゴのような顔をで入り口を開けろと催促する。
 いるよね、こういう噛み合ってるのかすれ違ってるのか分からないカップル。

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