ニコニコ超会議2016に行ってきた。
今年は自衛隊ブースでようやく実部隊配備された高機動戦闘車を初公開、空自はF15のエンジンを初公開、開発陣や整備担当者のトークショーもあるというので、資料を前もって調べておいて質問しまくる気満々で行ったのだが、熊本地震の影響で展示が縮小され、トークショーも全部キャンセルになってしまった。
しかも、現場に来ている担当者の数もいつもより減っていて、他に話を聞けそうな人もいない。
もちろん高機動戦闘車は来ているのでいくらでも見ていられるが、ただ黙って見ていても限界というものはある。
というか、今回は2日分のトークショーを皆勤するつもりで2日間参加にしたんだけど、明日一体どうしたらいいだろう。
高機動車正面顔。
こうやって見ると戦車とあまり印象が変わらないけど。
真横から見ると、履帯がタイヤになっててなんか違和感がある。
映像で見ていた時には、そのまんま戦車の履帯をタイヤに取り替えただけという印象だったんだけど、実際には戦車より華奢というか、逆に装輪装甲車に砲塔乗っけたみたいな印象だった。
どういう使い方を想定してこれ作ったんですかと聞いてみたんだけど、頑として教えてくれなかった。聞いていい部分と聞いてはいけない機密事項の区別は割とできるほうだと思っていたんだけど、高機動戦闘車ではこれが機密になるのか……。
F15のエンジンと高機動戦闘車のコラボ。多分こういう写真が撮れる機会はこれが最初で最後だと思う。
……。
今回は、ブースも写真や資料が展示してあるだけで(もっとも、海自はアンケートでカレンダープレゼントとか、南極の氷とか、比較的がんばっていた)、これ以上いても時間がもたないので、他のブースも積極的に回ってみることにした。
いつもは自衛隊ブースにメインで貼り付いて、たまに他のブースに出かける程度だったんだけども、状況が状況なのでしょうがない。
超・真田丸ブースの家康くん。
これまで顔の線みたいなのが目だと思っていたら、実はヒゲだったという衝撃の事実に気付いた。
メイン会場全景。この時12時ぐらいだが、すでにわけがわからなくなっている。
右は超会議名物、イベントステージでサイリウムを振る良く訓練された観客。
紅白で使われた小林幸子の衣装に乗れる企画。衣装に乗るって言葉が間違っている気がするが、見ていると本当に乗っているのだから仕方ない。
JALブースではB767のエンジンを展示していた。当然ながらF15のエンジンと構造は一緒なんだけど、求められる物が違うとずいぶん違った形になる。
超ミジンコ。
ミジンコについてのいろいろな知識が身につきます。
スローロリス(の尻)。
食べ物で釣っても見向きもせずこうやって寝続けているらしい。
再び超・真田丸。もうすぐ真田昌幸役の草刈正雄のトークショーが始まるので戻ってきた。
多分博物館でもこれだけの展示はなかなか見られないんじゃないかと思うそうそうたる鎧の集団。セコム直江の愛がすごい浮いてる。
昌幸来たー!
急に画質が悪くなるのは、デジカメ禁止、スマホ、携帯のみ撮影OKだったため。
しかもこの時に限ってiPhone5Sしか持っていなかった(普段は会社支給のSOV31も持ち歩いてる)。
この人がすごいと思ったのは、「ファン」が何に魅力を感じているかをちゃんと把握していて、彼らの期待をかなえるイメージをきっちりと返してくるところ。
それでいて、少しもわざとらしいところがなく自然体で受け答えしている。
多分この人、美の壺の草刈さんとしてトークショーしてくださいと言われたら、今度はあのイメージのまま完璧にやってのけると思う。
とりあえず、真田丸応援し隊だかなんだかの司会のおねえちゃんがへたくそで、流れをぶったぎるのがちょっといらついたが、かなり面白かった。
自衛隊ブースで、海自のVR技術でLCAC着艦を見忘れたのを思い出して見に戻る。
並んでいたのは30分ぐらい。去年は確か1時間以上待ちの行列になっていたので、やっぱりちょっと人出が良くないっぽい。
仲良しの2党はブースもお隣。
ちなみに共産党と民進党が同居していたのはわかるが、なぜかそこに生活と山本太郎となかまたちも混じっていたのがよくわからなかった。。
ファミマブースのPontaとファミチキと……なんだっけ。
売っていたのは食べ物ではなくグッズだった。
NTTブースでは、地下に電話線を埋設するのに使う掘削機の実演をやっていた。
発泡スチロールのブロックを容赦なく掘り進む掘削機。
掘る場所の土質を選ばず、ブロック式でつぎたししながら目的地まで掘り進められ、レーザーで精密な軌道のコントロールが可能なすごい物らしい。
掃除が大変なことになっている。
なぜ段ボールブロックとかでなく、発泡スチロールを選んでしまったのか……。
ハイテク機器だけではなく、昔の電話や交換器も展示していた。
なつかしい黒電話とかもあったけど、今の子は黒電話のかけかたがわからないらしい。
そう、マイナス40度の世界なら、バナナで釘が打てるのです。
(本当にそういう企画だった)
全体的に見ると、萌え系とか歌ってみたあたりの芸能系とか、その方面に重点が置かれてはいるけど、企業を中心に、それに限らない見せ方を模索してきている感じはした。
JALもNTTも、自衛隊の展示が想像以上に受けているのを見て、こういう機材の持ち込みを決断したのかもしれない。だとすればこの動きの広がりにちょっと期待。
○おまけ