陸自の東部方面隊創立57周年記念行事に行ってきた。
いつもは11月にやるのだが、今年は観閲式があったので12月にずれている。
今回は首都直下型地震への取り組みについて、政府、東京都、自衛隊それぞれの立場からの取り組みを説明するセミナーがあったのだが、時間を間違えて派手に遅刻したので半分ぐらいしか聞けなかった。
いろいろ興味があったのでかなりしょんぼり。
少しだけど野外展示もあった。
展示していたのはファストフォース(災害時初動対処部隊)で使われる装備品。
ファストフォースというのは、各駐屯地で24時間待機していて、災害が発生すると即出動して、被害調査や初期の救助活動にあたる部隊のこと。
ちっちゃくてかわいい「ガス危険」の旗。
なんでっちっちゃくてかわいいのかというと……。
この科学防護車のお尻から自動的に落とされるから。
汚染された可能性のある地域に完全隔離されたこの防護車が出ていって、ここから先が汚染地域だってなった時に、搭乗者が汚染される危険なしに汚染地域の目印を表示できるしくみだった。
思いきり正直なことを言うと、首都直下型地震が起こる時は、自衛隊地震もかなり大規模に被災する可能性が高いわけで、どこまで想定どおりの活動ができるのかは分からないのではないだろうか。
実際、東日本大震災の時は、大地震が来たというので災害派遣準備をしていたら、津波が来て出動前に全部水没した駐屯地もあったし。
でも、実際には、そういった経験を活かして、地震が被災した場合の対応というのも準備してはいるんだと思う。
隊員の死傷も折り込み済みの計画となるから、表には出していなだけで。