「美女と野獣」を見てきた。
アニメを知ってる人によると、アニメ版の忠実な焼き直しらしい。なので若干疑問に思うところも、アニメがそうだったんだろうということでまあ納得していた。
ただ、何というか、カメラワークをもう少し工夫したらと思う場面がいくつかあった。ぱっと見て何をしているのか分らなかったり、広い画面に情報を詰め込みすぎどこに焦点を合わせたらいいのか分らなかったり、もったいなかったと思う。
ビジュアルといい演技といい、さすがの安定感のエマ・ワトソンのベルだったが、意外な見所が彼女に言い寄る脳筋男ガストン。最初はただの頭の悪いチャラ男だったのが、ベルに拒否され彼女の父に嫌われ、かわいさ余って憎さ百倍、口先一つで父娘を陥れ、村人を煽り立てて野獣の城を襲わせていく。その変貌ぶりと狂気がなかなかすごかった。