最終日。
さようなら茶臼岳。
昨日と打って変わって良く晴れているが、実は風がかなり強い。
多分山頂は大変なことになっている。
でもまっすぐ帰るのもちょっともったいないので、どこかに寄っていくことにした。
だが、先にも書いたとおり、那須は交通の便が異様に悪い。
結局、駅までのバスルートの途中にある「お菓子の城 那須ハートランド」に決定。
ここはその名の通り、萩の月のそっくりさんお菓子「御用邸の月」を中心に、那須のいろいろなお菓子や名産品をとりまとめて買える場所になっている。
そのほかにも日帰り温泉や自然林の散策ができる子供向けのクラフト工房もあったり、性質としては道の駅に近い。
実際、すぐ近くに友愛の森という道の駅があるので、差別化を狙ってお菓子を設備の中心に持ってきたのかもしれない。
で、わざわざここへ来たのはお菓子ではなくて、自然林の散策をちょっと見てみたかったため。
林の中を川が流れている。
対岸の木がこんなになってたのだが、何がどうしたんだろう?
季節柄なのか、咲いている花はほぼオニユリ。
オニヤンマみたいだけどもっと黒い大きなトンボが飛んでいた。なんだろう。
傘が20センチはありそうな巨大なキノコを見つけた。
どう見ても食べられそうにないが、なんだろうこれ。
気温は高いが、林の中はほとんど日が差さないのでそこそこ快適だった。
しかしここ、木道以外歩いてはいけないという決まりがあるので、てっきり生態系を守り保護する場所なのだと思っていたのだが、川に堰を作って流れを止めていたり、切り株にリスを呼び寄せるためのヒマワリが大量に置いてあったり、虫取り網を携えた親子連れがゾロゾロ入っていったりというところを見るとどうやらそうでもないらしい。
交通事情の関係から、行程に余裕を持たざるを得なかったので、行く先々で割とのんびり楽しめた。
でも、ピンポイントでどこか1ヶ所ならともかく、あちこち回ろうとするとやっぱり車がないとここはきつい。