陸の軍神のゆかりの地見てきた

 毎年恒例の総火演研修が今年もやってきた。
 今回の駐屯地研修は板妻駐屯地。「ばんつま」ではなく「いたづま」が正しい読み方。実は今日まで知らなかった。
 駐屯しているのは第34普通科連隊。日露戦争で戦死し、海軍の軍神広瀬中佐の対抗馬として陸の軍神とされた橘周太中佐が陸軍第34聯隊所属だったことから、橘連隊の伝統を引き継いでいる。
 また、曹候補生の教育と静岡県内で災害派遣を担当している。
 連隊長を始めみんな和気あいあいとした楽しい駐屯地。
 あと、富士山のふもとなのになぜか門の前にまぐろづくしの店があるのが気になる。


 橘中佐の銅像。
 東宮武官(皇太子付き武官。軍事に関する教育係、説明係みたいなもの)を務めた優秀な人だが、良く言えば生真面目、悪く言えば面白みがないタイプで、なんだかんだで話題の豊富だった広瀬中佐にくらべるとぱっとしない軍神ではあったらしい。


 突撃駐屯地の昼ごはん(体験喫食)。これで1,200カロリー。ちょっと味が濃いけどおいしかった。

 このあと、駐屯地について説明を受けてから装備品の見学。


 圧縮空気で先端の救命胴衣ロープのついたカプセルを発射する溺者救助具。まだ使ったことはないらしい。


 一人の隊員が訓練や災害派遣の時に持って行く装備一式。着替え、シュラフ、飲食物等計15キロ。


 ボート。災害救助の時良く見るやつ。


 災害救助の時の装備。分かりにくいが軍手や各種救助用具を入れた背嚢を背負っている。


 野外炊事具1号と水タンク。水タンクは説明係の人から「この子」と呼ばれていた。



 車両いろいろ。


 空気ジャッキ。


 瓦礫を切断したりこじ開けたりする道具。左が重量20キロ、右が10キロ。

 歴史資料館もこの後見ているのだが、撮影禁止のため写真はなし。

 この駐屯地は初めて行ったが、小さい割にはかなり重要な役目を任されている場所のようで、おもしろかった。

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