音楽でひとつにまとまる祭り見てきた

 自衛隊音楽まつりに行ってきた。


 入り口付近で愛想をふりまいていたトウチくん。
 イラストより着ぐるみのほうがかわいいゆるキャラって珍しい。


 いつもは上部にある大スクリーンが今年は下に降りてきていた。床へのプロジェクションマッピングではなくこちらに投影するらしい。
 まあ確かに床に映すと1階席の偉い人に見えなくなるからね……。


 オープニング。「ボレロ」に合わせて防衛省発足後の年表が映っていく。


 映像が終わると「ツァラトゥストラはかく語りき」、写真がやたら神々しいのは薄くスモークがたかれているため。
 ちなみに今年のテーマは「ONE 音が結ぶ、ひとつの想い」。まあそういうことらしい。


 第1部は自衛隊の演奏。トップバッターは陸自北部方面音楽隊。
「精霊の守り人」と北島三郎の「まつり」を組み合わせるという無茶をやった上に、突然袴姿のおじさん(当然隊員)が出てきて歌い出すものだからちょっと微妙な雰囲気になる。


 去年の進撃の巨人に続き今年はエヴァンゲリオンを持ってきた中部方面隊音楽隊。
 相変わらず攻めている。


 しかも構成や演出が抜群にうまい。


 そして隊長の肩飾りは初号機色だった。


 中央音楽隊と儀仗隊のコラボ。
 儀仗隊、なんか新しい制服になってからぱっとしなくなったな……。


 海自東京音楽隊。
 今年は歌姫に頼らず構成やドリルの面白さで勝負してきた。最後はやっぱり「軍艦」だったけど。
 個人的には、素人が歌うのはともかく本家本元の自衛隊が歌う時に「海ゆかば」をはさむのはやめてほしい。本来別の歌なんだし。


 空自中央音楽隊。
 海自が今年は変化をつけてきたので、こちらがちょっとマンネリ感が強くなった。


 3自衛隊合同演奏「シン・ゴジラ」メドレーから「凱旋行進曲」。
 ちなみにゴジラメドレーで演奏したのはタバ作戦ではなくヤシオリ作戦だった。無人新幹線爆弾。



 第2部は在日米軍とタイ王国空軍音楽隊。まずは沖縄の海兵隊音楽隊。毎年歌つきのジャズやポップスが定番なんだけど、今年はホルストの「火星」からドラムパートを挟んでスーパーマンのテーマでしめるという、割と正当派ブラスバンド演奏でまとめてきた。
 荒っぽい大味な演奏なんだけど、とにかくガタイのでかい人たちがやるもんだから迫力がある。


 民族色が華やかなタイ空軍。想像以上に上手だった。
 演奏後、指揮者が合掌で挨拶してから改めて敬礼したのがなんだかなごんだ。


 こっちは伝統的(?)な歌って踊っての米陸軍軍楽隊。



 第2部ラストは自衛隊も加わってロスオリンピックテーマと東京オリンピックのファンファーレ+マーチ。最後は歌い手の皆さんが加わって「We Are the World」。
 皆さんすごい楽しそう。


 そしておなじみ自衛太鼓。


 おなじみの儀仗隊。


 おなじみの裏方さんご挨拶。



 フィナーレ入場。


 歌う人と後ろで一生懸命踊る人。


 陸海空の歌姫。
 海の由佳莉ちゃんは3曹、陸の鶫真衣陸士長、空は……ちょっと名前が分からないけど、2士ということなので今年入ったのかもしれない。


 最後は全隊員が退場した後、残った3人が「世界にひとつだけの花」をそれぞれソロで歌って去って行く。
 そして指揮者が最後にレッドカーペットの上を歩いて最後に敬礼。

 個々の部隊がいろいろ工夫をしてきていたけど、全体的には特に変わったことをするというのでもなく、オーソドックスにまとめた感じだった。


 そしてお待ちかね片付けコロコロの時間ですよ!


 もう最近ではみんな片付けコロコロのことを知っていて、作業が始まると拍手やお疲れ様という声が客席から飛んでくる。
 それに応える隊員の人。


 なぜかタイ空軍まで乱入してきた。
 多分記念写真を撮るんだと思う。

○おまけ

 スカイツリーがクリスマスタワーになってた。
 これならサンタは絶対間違えない。

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