パムとお別れ

 パムを実家に埋葬してきた。


 気づいたら猫が家の中からものすごくガン見してた。
 入れないからどいてよ。

 実は、ペットショップでパムを見た時、あまり買う気にならなかった。
 ヤフオクの写真(当時はまだ生体のオークション販売が可能だった)ではかわいらしく見えたのだが、実物はかなり神経質で目つきも悪く、おっとりして人なつこいビビと比べるとかなり見劣りする。これはどうしようかとかなり迷ってしばらく店内をぶらぶらしていた。
 そのうちふと、パムが常にカゴの中で人間様に一番近い場所にいるのに気づいた。試しにカゴの右側に行ってみると、すかさず自分も右側に寄ってくる。左側に行くと自分も左側に来る。寄ってきて特に何をするわけでもないのだが、人のそばにいたいらしい。
 それが分かった時、買うことを決めたのだった。
 それから9年。最後まで人のそばにいたがるのは変わらなかった。

パムとお別れ」への2件のフィードバック

  1. マメ飼いオヤジ(A.K.A.月イチガーデナー)

    人様の飼鳥とはいえ、泣けます。
    これからは数年おきにお迎えして、一気にいなくなってしまうようなことがないようにして下さい。
    読者も悲しいので。

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  2. 深度測定長 投稿作成者

     私も長年鳥を飼ってきましたが、さすがに2ヶ月続けてというのは初めてです。
     とりあえず、チャンドラのためにマメルリハを1羽買ってやらないとならないだろうなあと思っていますが、なるべく長生きしそうなのを買うつもりです。

    返信

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