連休の合間の平日を狙って鹿児島に来ている。
西郷どんにも島津にも全く興味はなくて、活火山が見たかったから。
活火山なんて大涌谷を好きなだけ見ているじゃないかというツッコミはなしで。
そんな訳で、珍しく飛行機で窓側の席が取れたのでご機嫌で写真を撮りまくる。
しかし鹿児島は雨だった。
しかも鹿児島だけ雨だった。
そして雨は明日も続くらしい。
本当は指宿か知覧に行こうと思っていたのだが、結構本格的に降っているので、もう何もかもあきらめて本当は明日の予定にしていた仙厳園に行くことにした。
予報によれば明日のほうが風雨が強いらしいし。まだましな時にさっさと行ってしまおうと思った次第。
ブラタモリでもやってた反射炉。
当時はこの上に20メートルぐらいの高さまで建物と煙突がそびえ立っていた。そう考えると当時としてはかなりの巨大建築物。
ちなみに、ブラタモリの放映より前から鹿児島行きの予約は入れていたので、別にブラタモリに影響されたわけではない。
仙厳園はきちんと構成された庭園や家屋と、小高い裏山の大きくふたつで構成されている。
裏山に登ると湾が一望できるそうなのだが、雨で足元が危ないので断念した。
でも途中でこんなものすごい木に出会ったのでそれはそれで満足。
なんか池。
庭園のほうもそうなんだけど、ここはそもそもの構成が重層的なのに加えて、小道が複雑に入り組んでいて、同じ場所に行くにも必ず複数のルートが用意されている。
なので、ここを行くとどこに出るんだろう的な興味からどんどん先に進んでしまうので、うっかりすると歩き回っているだけでかなりの時間を使ってしまう。
楽しいけどやばい。
曲水の庭のすぐ下はこんな崖になっている。
巨木が多いので庭園のくせに鬱蒼としてる感すごい。
バクテリオファージがくっついた棒が何本か立っていた。
お祭り?
かわいいおっさん。
ガラスで保護してあるので反射がひどくて、これが精一杯だった。
中庭。
敷地内にも至る所に池やせせらぎが作られていたり、とにかくここは水が豊か。
でも、実際には全部山から水を引いて仕掛けを作ってこれだけの物を作り出しているらしい。
何というか、ものすごい財力と技術力なんだな。なんでみんな島津島津言ってるのか納得した。
手前の手水鉢は、直径70センチぐらいの鉢から水がこんこんとわき出ている。
これも地下にためた水を機械的に湧出させてるんだって。
なんか予想以上に面白かった。ここはまた来たい。
今度はちゃんと桜島が見える時に。