どうやらふぶきとひすいは、お互いの事を全く忘れたわけではないらしいことが分かった。
ひすいが自分のカゴの上にとまった時のふぶき。
軽く牽制しあったり噛み合ったりしているが、別に敵意もなくどちらかといえば遊んでいる感じ。
カラが自分のカゴの上にとまった時のふぶき。
とまった瞬間、全力で威嚇しながら追い回すので、カラはおびえて逃げ回っている。
そんなに恐いならカゴから離れればいいのに。
手乗りとして人間をパートナーとみなすようになった後でも、知らない場所に来た直後の一番心細い時期を寄り添って過ごした相手の事は、記憶のどこかに残っているのだろう。