虫と土器見てきた

*虫の写真が多数出ます。苦手な人は気をつけてください。

 上野の国立科学博物館でやっている「昆虫展」を見てきた。
 もちろん台風が来ているがとりあえず電車は平常通り動いているし、もし止まって帰れなくなっても明日は日曜なので問題ない。
 そして恐らく人がいなくて見放題というメリットは、大雨の中を歩くデメリットを上回る。


 やっぱりすいてた。
 入り口を入るといきなり現れる巨大昆虫模型。


 昆虫の歴史コーナーの虫入り琥珀。
 死ぬまでに1個は欲しいんだよねこれ……。


 チョウチョ。
 昔はアゲハとかが好きだったけど、今は渋いシジミチョウに魅力を感じる。


 ところで、今回は展示もなかなか凝っている。
 特に冒頭あたりはこんな風にことさらビジュアル的に配慮された展示をしているものだから、インスタ蠅が数匹群がってきてゆっくり見れない。
 というかこんなのまでインスタ蠅がくるんだ……。


 なんでこんな格好をしているのか、なんの機能があるのか一切謎のツノゼミ。
 初めて見た。ちっちゃくてかわいい。


 …………。

 勇気を出して入ったら、展示していたのはみんなおなじみ日本産ではなく、海外に生息している割と美しい種類だった。
 でも触角の動きはやっぱりまぎれもなくGだった。


「ふとんむし」って今の子分かるのかな……。


 昔の有名な昆虫収集家が集めに集めまくった標本。同じ虫でもちょっと模様が違うと全部並べてあったりする。多分、今風に言うと手に負えないマニアってなると思う。
 部屋の四方の壁全てがこんな感じでびっしり標本箱。ふと「昆虫の大殺戮の記録」って言葉が頭をよぎったけど気のせい。


 日本人なら一度はお世話になるジャポニカ学習帳。
 親や教師が虫を気持ち悪がるせいで虫版表紙は廃止になったそうだが、そういうカテゴリの皆さんはそもそもこんな所には来ないので、見ている人はみんな懐かしがって大喜びしていた。

 そして次は国立博物館の「縄文展」。
 今回はどこもタイトルが短くてよろしい。


 例によって中は撮影禁止なので、とりあえず入り口を撮る。


 そしてこれは唯一写真を撮ってもいい展示。
 展示というより、写真用のセットと言った方が正しい。

 内容はひたすら縄文土器。芸術性の高い物だけを選りすぐって展示しているので見応えはあるが、もうちょっと縄文文化全体に関する展示なのかと思っていたので、若干物足りない。
 ただ、縄文人の感性や技術の高さが、決して同時代の他国の古代文明に比べて劣っていなかったことが分かったのは発見だった。
 ほら、縄文人というとなんとなく貝と木の実食ってた未開の採集民族ってイメージがあったりするし。

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