家族で 土浦花火競技会(途中で中止)に来ているため、明日アップします。
というわけで、途中で中止になった土浦花火競技会。
ニュースでは、花火の一部が見物客の中に飛び込んで炸裂したということだが、現場では最後までそれがアナウンスされることはなく、「安全確認」のまま1時間待たされた挙げ句、最後は市長の「強風のため中止といたします」の一言で終わってしまっていた。
実際には事故だったというのを知るのは、ホテルに帰ってからのことである。
70万人客を呼び込んでおきながら、説明責任を果たしていないにも程がある。
開始前の残照。
今回は三脚を持ち込んで、本格的な花火の撮影にトライしようとしていた。
使用機種はRX100V。コンデジではあるがかなり自由な設定が可能なので、今回使ってみることにした。
しかし、やってみるとかなり難しい。
風が強いので、シャッタースピードを遅くするとこんな風に流れてしまう。
あと、意外な盲点として(盲点でもないが)光の明滅が激しいのでオートフォーカスが迷ってピンボケになるというのがあった。
つまりコンデジでは無理ということか……。
こんな感じでいろいろと試行錯誤しながら撮り続けていたのだが……。
開始30分後ぐらいに、5号玉が1個いやに低く炸裂したと思ったら突然打ち上げが止まり、「安全確認をいたします」という放送が入った。
それから数十分おきに「ただいま安全確認をしております」と放送されるだけの時間が続き、仕掛け花火の櫓を係員が点検したりしていたが、何が起こっているのかは全く説明がないまま1時間。ようやく「皆様にお知らせいたします」と始まったのでやっと続きをやるかと思ったら、強風のためこのまま中止しますとのアナウンス。
その後市長が形だけ謝ったものの、とうとう詳細な説明はないまま、なんとも消化不良で帰宅となった。
実際の顛末はニュースで報道されているとおりのようだが、現場では見物客は最後まで何も知らされることはなかったし、中止も天候のため一点張りだった。
恐らく、天候以外の原因にすると、桟敷席の返金が発生するためにそう言い張っているのだろうが、実際の花火を見ている限りでは、上空での花火の開きはきれいな円だったし、燃えかすが落ちて当たるならともかく、発火前の玉が風に長されて観客エリアに飛び込むほどの強風だったようには見えない。
そもそも、花火の玉が観客の中に飛び込んで炸裂したのなら、異様に低い高さで破裂していた5号玉の件を考えると、実際には風は関係なく、打ち上げ設備か設営の不備だと思う。
もともとこの花火大会は、海軍霞ヶ浦航空隊の隊員の慰霊のために、地元の寺の住職が自費で開催していたのを、土浦市と商工会が引き取り、競技会として整備したのだという。
そういう由来を忘れて、土浦市が返金惜しさに実際の原因を隠すようなまねをするなら、正直、今後開催する資格はないと思うのだが、さあどうだろうか。