百里の月とF-4

百里基地航空祭(事前公開)に行ってきましたが、うっかり爆睡してしまったため、後でアップします。


 F-4の特別塗装機。
 ちなみにこの時の時刻は朝6時半。

 ちょっとうたた寝するだけのつもりだったのに、やっぱり横になると駄目だな。
 というわけで、百里基地航空祭。
 本番は12/2の日曜日なのだが、この日は事前公開という形で、招待者や近隣地域に限定した公募の当選者のみが見に行くことができる。
 今回は招待者の同伴として行くことになった次第。


 ずらりと並んだF-4とF-15。微妙に薄暗いのはまだ朝6時半過ぎでようやく日が昇り始めた時のため。
 百里基地は首都圏の防空を担う戦闘機部隊で、部隊全機がF-4で構成されている(写真のF-15は他基地からのゲスト)。

 ちなみにこの百里基地、「陸の孤島」と通称されるぐらい辺鄙もとい交通が不便な所にある。
 どのぐらい不便かというと、最寄り駅から車で最短30分、バス路線は1本のみ(隣の茨城空港は複数のバス路線がある)というぐらい不便。そのため、航空祭の時は基地側で近隣に駐車場を数千台分用意し(事前申込み必須)、朝6時には最寄り駅からの臨時シャトルバスの運行を開始し、開門も6時から(なお航空祭の開始は9時)というぐらい気合いが入った運営をしているが、それでも毎年大渋滞が発生して阿鼻叫喚となっている。


 とりあえず、始まるまでにはまだ2時間以上あるし、展示機でも見ようかな。
 U-4。後ろに見えるのは海自のP-1。
 パンフにはC-2も展示予定とあったんだけど、今日は来ないようだった。


 P-1の正面顔。
 エンジンに赤いカバーがしてあるのは、まだ朝で気温が低いからだと思う。


 増槽をいっぱいつけたF-4。


 同じく増槽いっぱいのF-2。


 手前のは練習機T-7。
 後ろのUH-1はよく見たら迷彩が陸自のだけど、どこから来たんだろう。北宇都宮とかかな?


 展示機の間を回る観覧車試運転中。
 ブルーインパルスは今年来ないしそもそも所属は百里ではなく仙台基地なのはちょっと黙っておこう。お祭りだしね。


 超かっこいい消防車。大好き。


 エプロン内をうろうろしている時に見つけた、撮影目的の人が泣いて喜びそうなF-4機動ガイド。


 ……とパイロット紹介。
 チワワってなんだ。


 百里基地は茨城空港でもあるので、たまーに民間機が飛んだり降りたりしている。
 でも定期便はスカイマークだけなのでちょっとつまらない。


 朝8時頃の状況。


 パイロットが機体に向かうと、そろそろ開始。
 なお、この迷彩塗装のF-4はRF-4と言い、偵察専用機で、海用の青いのと陸用の緑色の2種類がある。
 こんな塗装のF-4があるのは百里だけ。


 航空機は前にしか進めないので、この停止位置から後ろにある滑走路に向かうには、一旦観客の前を抜けてぐるっと回っていく必要がある。
 目の前に迫ってくるRF-4がものすごい迫力。


 近すぎてコクピットもこんなにくっきり。
 行ってらっしゃーい。


 続いて緑のRF-4。
 偵察用のカメラってそんなとこについてるんだ……。


 同時に飛び立つU-125Aを先頭に、滑走路まで行進。


 その横を飛び立つスカイマーク。

 ところが、待つことしばし、始まったのは滑走ではなく、またU-125Aを先頭にした誘導路の行進だった。
 どうやら、風向きが突然変わったので、離陸方向も急遽変更になったらしい。


 長い滑走路の端から端まで、粛々と並んで進む5機。なんとも言えないシュールさ加減。


 やっと離陸した。


 後に離陸した機と合わせて6機編隊飛行。
 この形で飛んだのは1回だけで、後はの飛行展示は全部単機か2機だった。
 戦闘機は編隊飛行に向いてないのかな。


 F-4は着陸の時パラシュートを出すのがかわいい。


 そしてまた地上展示されに戻ってくる。
 お帰りなさーい。


 いつもの。


 F-4のデモスクランブル。警報が鳴ってから5分でパイロットが乗り込み離陸を完了させるというもの。国籍不明機の領空侵犯とかに良くやるあれ。
 ちなみにこの塗装は、今年度一杯で終わる第302飛行隊のF-4運用を記念したもの。
 302飛行隊は実は23年に渡ってF-4を使い続けていたので、それがなくなることに隊員さんもちょっと寂しそうだった。


 そして、戦闘機は速いのでどうしてもちゃんとした写真が撮れない。
 記念塗装機まではなんとか頑張ったのだが、これより後はもう諦めて見る事に徹していた。


 お帰りなさーい。


 ところで、この日は天気が良くて風があり、寒いせいか、朝に見えていた月がいつまでも薄くならない。
 これは、うまくすれば月のそばを通過する飛行機というオシャレな写真が撮れるのではないだろうか。


 というわけで、月や空しか写っていない写真を量産しながら頑張った結果。
 結局、月をアップにしているとどうやってもタイミングを逃すので、引いて撮影したものを後でトリミングしている。


 F-15(飛んでる方)。


 接地後もしばらくこの格好ですーっと走っていくのがおかしいF-15の着陸。


 観覧車のすぐ横を通って戻ってくるF-15。
 乗車している人大喜び。見ている方は超うらやましい。

 これで午前中は終了。
 午後はF-4とRF-4の機動飛行と偵察飛行だった。
 偵察飛行は午前のプログラムでもあって、実際に会場の写真を撮って公開するということだったので、どんな風になるかちょっと興味があったのだが、その後忘れてしまって見損ねた。

 どちらかといえば、例えば入間や岐阜のように、異なる種類の飛行機がたくさんある航空祭の方が面白いと感じるたちなので、正直飛行展示そのものあまり興味は持てなかったけど、離陸までの準備とか帰ってきた後の整備とか、給油とかが目の前でリアルに見れるのが面白かった。
 

 なお、格納庫ではF-4のコックピットに座れる体験をやっていたのだが、お昼時点で90分待ちだった。
 開催時間内に並んだ人全員乗れたのかな……。


 エアコンの室外機がまぶしい移動式管制塔。
 ていうか、移動式管制塔なんてあるんだ……。

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