毎年この時期の風物詩、駐屯地見学と総火演(予行)。
今年の駐屯地見学は北富士駐屯地。
ここにいるのは火砲の部隊。
昭和35年に地元の誘致活動からできた駐屯地であり、山梨県唯一の駐屯地でもあるんだって。
着いたのが昼だったので、ご飯を食べたり駐屯地の概要について説明を受けたりした後、訓練の見学。
陸自で唯一、この部隊だけが担う礼砲発射を今回は見た。
礼砲発射待機中。
海自の礼砲と違うのは、海外の偉い人がやってくる空港に都度出かけていって撃つこと。
海自は観音崎に専用の場所があって、そこを艦艇が通過した瞬間に撃つのだが、この部隊はこんな風に空港に待機していて、飛行機のドアが開いて偉い人が姿を見せた瞬間に撃ち始めるんだとか。
迷彩服に白手袋がシュールだが、実際にやる時は制服着用に白手袋となる。
実際に撃つとこんな感じ(ちょっと長い)
撃ち始める場所を間違えたり、ズームとパンを間違えたりしてるのは内緒。
普段は、終わった後の接近タイムにはいろいろと隊員の人から話が聞けるのに、この部隊はこうやってじっとしたまま微動だにしない。
いわゆる儀仗隊と同じようなスタイルなのだろうが、なんというか非常にやりにくい。
我々が離れて体験乗車などやり始めたら、ようやく姿勢を解いて片付け始めた。
礼砲も発射手順は普通の砲と変わらないらしいが、儀仗の意味もあるためか、ひとつひとつの動作がきれいに儀式化されていて面白かった。