中央の音楽聴いてきた

 公募で当たったので、陸自の中央音楽隊定期演奏会に行ってきた。
 各方面隊(いつも行ってる東部方面隊とか)は各方面総監の管轄だが、中央音楽隊は防衛大臣直轄で言ってみれば格が高い。これまで東部方面音楽隊の演奏会しか聞いたことがなかったので、ちょっと楽しみにしていた。


 パンフもそこはかとなく東方音楽隊よりオシャレ感が。


 君が代とスラヴ行進曲しか分からん。

 仕事を抜けられなくて前半は最後の曲しか聴けなかったのだが、東方音楽隊では時々見られる曲によるできのムラがないのはさすがだった。
 というかこれは指揮者の問題なんだけど。
 指揮者といえば、後半のメインとも言える2曲を客演ということで民間の指揮者が振っていた。カラヤンのアシスタントから各地の交響楽団の常任指揮者を務めたというそうそうたる経歴の人で、確かにレベルが違う美しい演奏だった。
 奏者にとっても隊長ばかりでない別の指揮者の指揮を受けることはいい勉強になるんだろうし、こういう経験をさせてもらうところが地方の音楽隊と中央音楽隊の差なんだろうけど、自衛隊の音楽隊が外の指揮者に振ってもらって演奏会というのは、なんだか慣れない立場からするとかなり奇異に見える。

 あと、席が指定席だったんだけど、なんだか天井桟敷みたいな3階席で、舞台がほとんど見えなかったのに閉口した。
 音響がいいホールだったので聞くには不自由しなかったが、周囲を見ると座っている人もまばらだし、寝てるのを見られたくない立場らしい人たちがわざわざ移動してきてるし、もしかするとオーバーブッキングかなにかで慌てて作って押し込んだ席? なんて邪推が働いてしまうような席だった。

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