陸自の東部方面音楽隊定期演奏会と、青少年のための3自衛隊コンサートをハシゴしてきた。
東方音楽隊が和光市のサンアゼリアで14時から、3自衛隊合同が三軒茶屋の昭和女子大人見記念講堂で19時からなので、時間的には余裕。
東方音楽隊の方は招待だが、3自衛隊合同は普通に応募したら当たった。
「青少年のための」とあるとおり、最初は入隊可能年齢限定の募集だったのだが、どうやら応募者が少なかったらしく途中から全年齢対象に変更されていたもの。
中央音楽隊はほとんど聞く機会がないので、結構楽しみ。
というわけで東方の定期演奏会会場。
コロナ対策のために、客席は1人座るとその前後左右が空席になるよう制限されており、多分キャパは通常の半分程度。
でもこれ、見る側としては、荷物を隣の席に置けるし前の人の頭で視界を邪魔されないし、かなり快適。なんかずっとこれで良くない?
演奏曲目。
定期演奏会は音楽まつりと違い、比較的いろんな意味で高難度の曲が演奏される事が多いのだが、今回はずいぶんと分かりやすい選曲で来た。
ていうか、いつも幕間の演目でしかなかった寅さんコントが、今回堂々のプログラム入りしてるじゃないか。
あと、ドリフも番組の中のコントをそのまま隊員が再現してたけど、いまいち微妙な仕上がりで、オチが分かっていてもちゃんと笑わせてくるドリフはすごかったと改めて思った。
今回は、前半が隊長、後半の最終曲以外が女性の音楽班長の指揮だった。
普段は隊長と副隊長が指揮するから、あえて初の女性指揮者をもってきたんだと思うけど、ちょっと大味気味の隊長と比べて音が細やかで聞きやすかった。
ちなみに、飛沫対策として、演奏者全員がマスクで入場、吹く楽器以外の人はマスクつけたまま演奏していたのが面白かった。
あと、吹奏楽器からの飛沫用に、床にシートを敷いていたけど、多分あれペット用トイレシートじゃないかな。
というわけで、次は3自衛隊コンサートへ。
会場の昭和女子大人見記念講堂。
昭和女子大のキャンパス内にある。ここ来たの初めて。
広いし快適だし、聞きやすそう。
しかし、3自衛隊という割に、フラッグが空自と海自しかない。
はて、陸自は持って入場でもしてくるのかな? と首を傾げていたら、陸自の中央音楽隊はコロナ罹患者が出たため急遽出演を取りやめ、空自と海自のみで演奏する事になったとアナウンスがあった。
うわぁ……。
左がプログラム(というかチラシ)……なのだが、陸自がない分空自と海自が曲目を増やしたので、実際の内容は右だった。
空自の「The Simmer of the Air」は、ブルーインパルスの飛行展示でウォークダウンの時にかかる曲、「あの日聞いた歌」は、「ふるさと」「浜辺の歌」「椰子の実」「春の小川」「花」といった唱歌をメドレーにしたもの。
結果として、陸自の分まで空自と海自が気を吐いたので、すごく聞き応えがあった。
音の好みといては空自の方かな。繊細で音楽性の高い表現だった。海自も悪くはないんだけどやっぱり若干大味でブンチャカ気味。
アンコールの時、海自が空自の指揮者で「空の精鋭」を演奏したんだけど、これは空自の演奏の感じに寄っていたので、多分指揮者の好みの差なのかな。