ヴェガは両足がとうとう麻痺してしまった。
手を出しても口を開けて威嚇するだけで逃げようとしないので、おかしいと思って手に乗せて調べてみたら、元々駄目だった左脚に加えて、右足もわずかに動かせるだけになってしまっていた。
それでも、くちばしと翼を使ってカゴの床を頻繁に移動している。
何もできず暇なので、自分の好みの場所に転がって昼寝をし(死んでいるのではないかと人間様がびくっとするおまけつき)、お腹がすくとエサ入れの所に戻ってきてエサを食べ水を飲み、そのまま羽繕いをしてまた寝ている。
たまに、エサ入れの後ろ側とか、自力では食べに戻れない所に行ってしまっている事があって、その時は人間様に戻されているが、それ以外はほぼ自分でなんとかしてしまっている。
正直、こんなになってしまって、この鳥の生きている意味はなんなのだろうと思う事もあったのだが、良く考えたら、鳥はそんな人間みたいな不毛な発想は頭にないのだった。
生きられる間は頑張って生き、終わりが来たらそれを受け入れて終わるのがヴェガの生き方なら、最後までそれをサポートしてやろうと思う。
こんばんは。
せっかくトラウマになった環境から脱出できたのに何で後から後から・・と思いましたが、それも人間の余計な斟酌ですね。
フンとかで身体が汚れたりはしないのでしょうか?
それが、フンはうまいことフン切り網から下に落としてるみたいで、ほとんど汚れてないんです。
たまに落とし損ねて羽や足にくっついてるのを取ってやるぐらいです。