7/17、18と、熱海と箱根で美術館巡りをしてきたため、後追いでのアップとなります。
熱海のMOA美術館でやっている竹内栖鳳展を見に行ってきた。
土石流災害の現場に割と近くて、実際災害時は救援車両の待機場所になり休館したりもしていたため、迷ったのだが、期間が21日までなので思いきって行くことにした。
「班猫」を始めとする動物画が最近注目されてきているので、そのうちあちこちで見られるようになるのかもしれないけど。
良くある構図。
山の急斜面にあるので、入口を入ってから展示室にたどりつくまでに、やたら長いエスカレーターを5本以上上る必要がある。
結論から言うと、しょぼかった。
大作も数点あるのだが、なんというか、あれだけ時間かけてエスカレーター上ってきてこれで終わり? という気分になる。
というか、MOA美術館自体が、建物が壮大な割に展示室の規模が小さすぎるのだな。
実業家ではなく新興宗教が運営している私設美術館としては結構頑張っているほうなのだけど、上野あたりの美術館や博物館を見慣れているので、どうしても比較してしまうのはあると思う。
で、MOA美術館が意外と早く終わってしまったので、近くにある来宮神社に行くことにした。
最近こちらももらい事故的に有名になっていたようだけど、近いと言ってもMOA美術館から歩いて40分ほどかかるので、一旦熱海駅に戻ってバスを使う。
街中に突然現れる緑深い一角が来宮神社。
樹齢2000年を越える大楠を中心にした神社。
規模は小さいが、熱海の神社の総領的な立場でもあるらしい。
道路に囲まれているのに、一歩入ると風が通って涼しくていい気持ち。
木にちなんだ神社というのもうなずける。
来宮神社からまた熱海駅に戻ってお昼を食べ、さらに伊豆山神社にも行こうとしたのだが、こちらは土砂崩れで道路が完全に通行止めとのことで、あきらめた。
まだ14時だったのだが、他に予定もないので、宿泊地の箱根に足を向ける事にした。
熱海から箱根湯本まで、新幹線を使わなくても1時間程度。
ホテルへチェックインを済ませても15時。本来ならまだまだ遊べる時間帯のはずなのだが、箱根も蔓延防止なんちゃらで、どこの施設も店も17時か18時までしかやっていない。
結局湯本の商店街を冷やかし、甘いものを食べてあたりを散歩するだけで終わってしまった。
これは早川にあった小さな小さな滝。