出雲に来ている。
平成の大遷宮の時にも1度お参りはしているのだが、11月の神在月の出雲大社を見たくなったのだ。
意識したわけではないのだが、ちょうど日程が神在祭と一致したので、何か見れるかもしれない。
朝7:10発の飛行機に乗ったので、ところどころの盆地で朝霧が雲海みたいになっている。
これは街の一部だけが雲海状態。不思議。
8時半ごろ出雲に到着。
降りてからミッキー仕様の機体だったことに気付いた。
今日は平日のはずなのに、出雲大社行直通バス乗り場はこの状態。
1台じゃ足りなくて3台で運んでた。
出雲大社到着。
お守り売り場とか、有名なお社は大行列しているが、そこを避ければ割とスムーズに参拝できる。
本殿の奥では、祝詞を上げたりお神楽を舞ったり、神在祭の真っ最中。
横から見ると、扉を開いた本殿と神職たちがちょこっとだけ見える。
我々一般人にはこれが精いっぱい。
前に来た時は閉まっていた東西十九社も、今月は開いている。
ここは全国の神様が出雲で滞在する場所。
その十九社の前で、太鼓と笛が始まったので何かと思ったら、本殿で儀式を終えた神職たちが東西十九社でも祝詞を上げに来た。
おお、ラッキー!
全国から来てくれた神様に、ねぎらいをしている……んだと思う、多分。
そして鳥居を出て別の社に向かう神職。
実はこの図を撮りたくてパタパタ走って行列を先回りしたら、先頭の人にチラ見されてしまった。
騒がしくしてごめんなさい。
とりあえず神事も見れて満足したので、歩いて20分ほどの稲佐の浜に向かうことにする。
この間来たときは博物館を優先したから行けなかったんだよね。
ちなみにこれは、地元の酒屋さんが奉納した石の兎。結構あちこちにある。
一本道のはずなのになぜか道を間違えたりしながら、稲佐の浜に到着。
有名なこの岩は正式名称を弁天島という。
今は周囲は砂浜だが、昔はここらまで海だったのかもしれない。
なんとかきれいに取っているが、どうも海岸の浸食が激しいらしくて、左側はすぐそばまで砂保護のテトラポッドが迫ってきている。
風情もへったくれもあったものではない。
でも島の右側はそこそこの景観。白波立つ日本海。
小さくてきれいな貝殻がたくさん打ち上げられているのだが、本当に華奢な貝殻ばかりで、家につくまでに絶対壊れるので拾うのを諦めた。
とりあえずティッシュに包んで入れておけばなんとかなるフィルムケースって偉大だったな……。
そしてツメタガイに食われたのがいやに多かったのだが、なぜだろう。
弁天岩のお社とカラス。
どうもお供え物目当てで居ついているらしい。
岩に手を当ててなんとかパワーをもらおうとしている人がいたので真似してみたら、なんか来そうになったんだけど、ここでうっかり古代に飛ばされても困るのでやめておいた。
まあそんな感じで出雲大社を堪能したので、ちょろっと軽食した後1回JR出雲市駅に出て、次はお気に入りの須佐神社に向かうことにする。
(ほんとは出雲そばが食べたかったのだが、どこも大行列していて入れなかった)
出雲大社からのバスが13:50だが、出雲市駅に着くまで40分、そこから須佐神社まで別のバスでまた40分。
出雲を大縦断していくことになる。
さらに、到着後帰りのバスが出るまで1時間半も時間があるのだ。
とりあえず、須佐神社の隣にゆかり館という温泉があるので、そこで時間をつぶすことにした。
前回来た時は雨で人もいなくてなかなかゆかしい風情だったのだが、なんかたくさん人がいる。
写真には写っていないが、御朱印授与の所なんて5人ぐらい待っていて、書く人は流れ作業でさばいている。
まあ前回じっくりと楽しんだし、今回はさらっとまわって温泉を堪能した。
あまり強い泉質ではないんだけど、お肌つるつる系であったまるし、いい温泉だった。
そして須佐神社から帰る途中で月食も見れた。
バスの中からちゃっと写しただけなのに、これだけ写るからやっぱりG9Xはすごい。