ヒナマメ2号の病

 ヒナマメ2号を病院に連れていった。
「なんでこんなヒナを買っちゃうんですか」と先生に怒られた。
 それほどひどい状態だった。

 これは外見からでも分かっていたのだが、胃と腸が炎症を起こしてガスがたまって腫れてしまっていた。
 そしてそのせいでうまくエサが消化できず、激やせしている。
 健康なマメルリハは軽くても25グラム程度はあるのが、ヒナマメ2号は20グラムしかない。割と生死の境目。
 人間で言うなら仏教絵図にある餓鬼みたいな感じをイメージしてもらえればいいかと。
 とりあえず、感染症などにかかっていないか糞便の精密検査をしつつ、抗生物質とかいろいろ入った薬をもらってきた。


 暖房完備の水槽を新設してお引っ越し。
 30センチガラス水槽の周囲に100均で買った災害用の銀色のエマージェンシーシートを貼り付けて20Wのヒヨコ電球を入れたら、電球の対角線上に置いた温度計で35度近くまで温度が上がってしまってびびった。
 エマージェンシーシート威力半端ない。


 刺し餌よこせアピール。
 エサがそのうから胃にうまく流れないため、飢餓感が常にあるらしく、刺し餌をやってもすぐエサをくれと大暴れしながら催促してくる。
 無視していたらあきらめて、置いてある粟穂をぽつぽつついばむようになったが、目が合うと恨めしそうな目で見てくるので罪悪感が半端ない。
 もうお前名前ガッキーでいいかな。

ヒナマメ2号の病」への4件のフィードバック

  1. ソロモンオウム飼いオヤジ(マメ飼いオヤジ改メ)

    こんばんは。
    また人助けならぬマメ助けですか・・。
    この雛にとっては運が良かったですが、運が良くない雛のことを考えると暗然となりますね。ブリーダー、店、どちらの問題なんでしょうか?

    返信
  2. ほし

    目がしょぼっとしているのが気になっていたのですが、まさかそんなガリガリになっていたとは……。
    炎症が治まってたくさん食べられるようになるといいですね!

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  3. 深度測定長 投稿作成者

    ソロモンオウム飼いオヤジ(マメ飼いオヤジ改メ)さん

     助けるというより、今回は、何とかなるだろうと思ったら想像以上に悪かった感じですね。
     状況を見る限りでは、ブリーダーのところですでに異常があったのだと思います。
     ここまで短いと、買われた方が幸せだったのか、ショップで命を終えた方が幸せだったのか分かりませんが、とりあえず最後まで見守ってやれただけ良かったでしょうか。

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  4. 深度測定長 投稿作成者

    ほしさん

     残念ながら助かりませんでしたが、応援ありがとうございます。
     とてもきれいでかわいい子でしたし、最後まで頑張ってくれました。
     今度生まれてくる時は丈夫になって、また我が家に来てほしいです。

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