見逃し北斎

 サントリー美術館の「大英博物館 北斎」を見に行ってきた。
 大英博物館の所蔵品を中心にした北斎オンリーの展示会。メインは版画だが肉筆画が比較的多い。
 北斎なんてそれだけで人が押し寄せるのは目に見えているので、開始初日にサクッと見てきた次第。


 入口パネル。
 この2点は実物も写真撮影可だったのだが、どこにあるのか分からなかった。
 後でカタログを確認したら、これを含めてまるまる1フロア分を見逃していた事が判明。全体的におかしな動線になっている上に目立つ案内もなかったので、フロアの入口に気付かなかったらしい。
 うーん、これはもう1回行くべきか……。
 ぶっちゃけるとそこまで好きというわけでもないんだけれど、北斎。

 入ると最初に、中国の故事や古典の一場面、百人一首の歌の状況を絵画(版画)化したものという、いきなり高度な教養を要求される作品がずらりと並んで心が折れたが、後はわかりやすい風俗画や人物、花鳥画等で分かりやすかったのでほっとした。
 北斎は版画がほんと有名だけど、どういう風に筆を走らせたか、色を塗っていったか、そんな微妙なものが伝わってくる肉筆画の方が個人的には好き。

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