要介護文鳥

 居眠りしているいずも。


 カメラを向けたら気付かれてしまった。

 今年8歳を迎えたいずもは、最近ますます老化が進んで、歩くのにも不自由するようになった。
 朝、巣からこのエサ場に降りてくると、後は1日エサと水の間の数センチをよたよたと移動するだけで過ごしている。たまに足を踏み外して床に落ちると、もう止まり木には上がれなくて、人間様が助けに行くのを待っている。
 人間様もそうそう暇ではないし、外出している事もあるので、床にもエサと水を別途用意して、落ちても飢えないようにしているのだが、なぜか頑なに口をつけようとしない。
 同じように夜も自力で巣に戻れないので、人間様が手に乗せて戻してくれるのを待っている(そして戻るとなぜかキレて威嚇してくる)。
 特にここ2週間ほどで顕著に変わったのが、ご機嫌な時のさえずり。声が出ないのか息が続かないのか、音量が小さくなり、節回しが単純になり、時間が半分以下になった。
 食欲は普通にあるし、フンの量も変わらないので、体調としては年寄りなりに問題ないのだと思うが、やっぱり足元がおぼつかないのは心配だな。

 なお半年年下の五十鈴は、ちょっと羽がぼさついてきたぐらいで、目下若い頃とほとんど変わりはない。
 こっちは当面大丈夫だと思うが、油断はできないな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です