春の松本

 4/22、23と松本に行ってきたので、後追いでアップします。

 突然だが松本に来ている。
 4/23に松本駐屯地の創立73周年記念行事に行くことになったので、それならついでにあちこち観光もしようと22日の朝早くから出てきた次第。


 麦畑と北アルプス。
 天気はほぼ快晴だし、気温は低いし風も強いのに、なぜかあたりは霞んでいる。
 これが来ると噂の黄砂だろうか。


 立山連峰の方はもっと真っ白。
 黒部ダムから見たらいい眺めだっただろうなあ……。

 まずは、仁科神明宮という、国宝の本殿を持つ神社を見るために、特急あずさに乗って信濃本町に向かう。
 本当はここから黒部ダムに行きたかったのだが、予約開始から1日過ぎたらもうバスが満席で取れなかったのだ。
 まあ、黒部ダムは今がハイシーズンらしいから、仕方ないね。

 とか考えて次点の仁科神明宮に目的地を変更したのだが、信濃本町から唯一の交通機関であるコミュニティバスに乗ろうとしたら、平成2年で土日の運行を廃止していた。
 なんてこったい。
 一応、安曇沓掛という駅からなら、30分ほど歩けば行けない事もないのだが、電車が1時間に1本の場所で歩いて片道30分はちょっとチャレンジがすぎる。
 しょうがないのでちょっと街を散歩してお昼ご飯を食べた後、さらに次の候補にしていた穂高神社に行くことにした。
 さすがに今度は大丈夫だよな……。


 穂高駅。


 さすがにソメイヨシノは終わっているが、長野は今が花の盛り。
 あちこちでこんな感じに咲いている。


 穂高神社。今度は大丈夫だった。

 穂高神社はその名の通り、穂高岳を神格化した穂高見尊を主祭神として祀った神社。
 奥穂高岳の頂上にこの神社の嶺宮があり、行った人がもらえる御朱印もあるのだが、何しろ標高3,190メートルな上に高難易度山なので、入手は容易ではない。
(なお、神社の遙拝所をお参りすれば『遙拝』という注釈印つきでもらえることはもらえる)


 拝殿。
 かなり新しく見えるのは、ここが伊勢系で20年ごとに式年遷宮の立て替えをしているかららしい。


 奉納された神船。
 ここには穂高見尊の他に、海神であるその名も綿津見命も祀っているためと解説に書いてあった。
 こんな海から離れた場所でなぜ海神を祀っているのか、不思議。

 延喜式にも名前があるほど古い神社だそうだが、地元密着型で、観光客に混じってお宮参りの家族連れや散歩コースとおぼしき地元の人もちらほら見られた。
 なお、嶺宮は北穂高の頂上だが、奥宮は上高地の明神池にある。こっちならなんとかなりそうなので今度検討してみよう。

 そんなわけで満足したので松本に向かう。
 一旦ホテルにチェックインしてから、松本観光をしようかな。
 松本でも行きたい神社があるし。


 そんなわけでやってきた松本駅から少しの深志神社。
 諏訪神社と天神様を祀る地元の氏神様系神社。


 拝殿は色鮮やかできれい。
 地元に長年大切にされてきたであろう感じ。


 9年前に拝殿と一緒に改修されたという本殿もなかなかのセンス。
 しかも結構規模が大きい。

 敷地そのものはそれほど広くないが、本殿と拝殿がきれいで見応えがあった。

 次は松本城でも行ってみるか。


 と思ったら、歩いているうちに別の神社に迷い込んでしまった。
 後で調べたら、明治初期にできた天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神の4神を祀る神社らしい。
 子供たちが鳩に餌付けをして、腕や肩に飛び乗らせて喜んでいたが、鳩は飛ぶドブネズミといわれるほど不潔で人畜感染症のリスクが高いんだぞ……。


 そんなこんなでやっと松本城に着いた。
 夕方になってしまったのでもう天守の中へは入れないが、ちょっとまわりを散歩していこう。


 日の当たる方から見るとまた印象が違う。


 柳の若芽と藤の花。


 夕日を受けて銀色に輝く天守。


 なぜか1羽だけ白鳥がいた。
 よく見ると左脚だけで水を掻いていたので、けがか障害かで旅立てなかったのかもしれない。

 仁科神明宮の予定が狂ったけれど、でもいろいろ見れて楽しかった。

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