福井のお寺に行ってきました

 思い立って(といっても予定を立てたのは2ヶ月ぐらい前だけど)、福井にやってきた。

 新幹線にするか飛行機にするか迷った結果、飛行機で小松空港まで来た後、特急で福井入りすることにした。
 だって小松空港には空自の基地があるんだもん。
 運が良ければ何か見れるかもしれない。


 見れた!
 F15がずらりと並んでる。
 そういえば忘れてたけど、昔小松基地航空祭に来たことあったっけ。


 救難隊のUH-60が飛行訓練をしている。
 超低高度で横に飛んだり後ずさりしたり、本体がゆっくり回転してみたり、航空祭より面白い飛び方をしていた。
 丁度居合わせた飛行機の乗客大喜び。

 そんなこんなで福井駅に到着。
 この後は永平寺に行く予定なのだが、ここで塗り直そうと思った日焼け止めがいくら探しても見つからない。
 どうやら家に忘れてきたらしい。
 永平寺行きのバスが出るまで1時間弱。使っているのはどこにでも売っているアネッサだし、余裕で買えるだろうと思っていたのだが……駅前の商店街をかなりうろついても見つからない。
 しょうがないのでタイムリミット直前に西武(なぜかある)の化粧品売り場で別メーカーのを買ったのだが、そこまで頑張って買った後で、バッグの底から家から持ってきたアネッサが出てきた時にはかなり微妙な気持ちになった。


 まあ、探している途中で路面電車に出くわしてめちゃくちゃテンションが上がったからいいか。
 知らなかった! 乗りたい!


 永平寺。
 横浜にある總持寺と並んで、曹洞宗の大本山。若いお坊さんが実際に修行をしている場所でもる。
 実はファンシイダンスの明軽寺のモデルがここだと聞いて、ずっと来たかったんだよね。


 多分、修行に来る僧だけが入れる門。
 苔むして緑色になった階段がとてもきれい。


 修行体験に来た人の宿泊部屋かな。わかんないけど。


 よくわかんないけど豪華な傘松閣の絵天井の間。
 1994年に改築されたものだが、花鳥風月の天井画は1930年のもの。


 なんか飛びながら一生懸命叫んでいるウズラ。


 ふわふわのスズメたち。


 よく見ると、飛んでいる鳥の図は、ほとんどが下から見上げた形で描かれている。


 まるで野鳥のような顔をしている文鳥だが、日本では飼い鳥としての歴史しかないはずだぞ。


 青がひときわ鮮やかなアジサイとツバメ。


 寒くてもっふりしているカラス。

 いやーこれはいつまで見ていても飽きないわ。
 楽しい。けどまだここは入り口でしかないから、先に進まないと。


 なお、永平寺はほぼすべての施設に、外の通路と屋根のある回廊が併設されている。
 修行僧が頻繁に行き来するから、配慮しているのかな。


 法堂前の廊下。中は撮影禁止だが、修行僧の皆さんが作務衣姿で掃き掃除をしていた。
 しゅみだんしゅみだんきれいになぁれ。


 緑の中の回廊。


 法堂は下から見るとこんな感じ。
 山寺なので各施設の高低差が激しい。
 そして山から緑の香りと共に涼しい風が下りてきてとても気持ちがいい。


 山門から仏像が安置されている仏堂を見上げる。
 ここも池を渡って本堂に行く様式なんだ? と思って調べたら、成り立ったのがやっぱり鎌倉時代だった。


 お寺の脇を流れる永平寺川。
 多分普段は清流なんだろうけれど、ここしばらくの豪雨のせいで激流に。


 湧き水がそのまま小さな滝になっているやつ。
 下が浅瀬になっていて、簡単に入れそうだったけど我慢した。


 何かついばんでいたキセキレイ。
 お尻が黄色い。

 回っていると、ファンシイダンスの場面がどうしても浮かんできてしまうのはご愛敬として。
 小さい頃から鎌倉の禅寺を見慣れていたこともあって、お寺の中では禅寺が一番落ち着くなあ。
 緑と無色の組み合わせって、お互いをひきたてあう気がするんだよね。


 永平寺に行く途中の道路が、鉄砲水か山崩れかで水が大量に流れ出し、片側相互通行になっていた。
 近所の畑にまで水が流れ込んでいて、今日でこれなんだから昨日はもっとすごかったんだろうなあ。

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