吉祥寺美術館の「さかざきちはる ペンギン街に出る」展を見てきた。
実は吉祥寺に行くのは初めて。
この吉祥寺美術館、商業ビルの7Fにひっそりある小さな美術館で、初見殺しとまではいかないが方向音痴には若干つらい。
しかも吉祥寺、めちゃくちゃ混んでいる。知っている街で言えば鎌倉ぐらい混んでいる。これが普通なのか何かイベントがあったのかは知らないが(横断歩道にものすごく人が溜まっていたところを見ると、何かイベントがあったのかもしれない)、なんかもう歩いているだけで疲れてくる。
あとなんかタトゥーを見える所にでかでかと入れてる人率が高い。
実はこのペンギンが大好きで、グッズもたまに買っている。
ペンギンなのにとにかく表情が豊かなのがいい。
黒い顔に白で目とくちばしがあるだけなのに、なんであんな風に様々な表情を出せるんだろう。
入場料が300円というので大体察していたが、150平米ないぐらいの展示室1室のみの小さな会場だった。
そこに「ペンギンと鳥」「ペンギンと色」というふたつのテーマで、10センチ四方程度の大きさの紙に描かれたペンギンの絵が500点、みっしりと飾ってある。
「ペンギンと鳥」はテーマの通り、様々な鳥たちと一緒にいるペンギン。インコや文鳥などのペットから、朱鷺やスズメといった野鳥まで、いろんな鳥とペンギンが触れあっている。中にはペンギンとオウサマペンギンなんてのもある。
「ペンギンと色」は、ペンギンが色をテーマにした物や事柄を一緒にいるイラスト集。例えば「ワインレッド」だとペンギンが赤ワインの入ったグラスを手にしていたり、「グレー」だとヒナペンギンと一緒にいたり「マリンブルー」だと水兵さんの格好をしていたり、など。
全て1点物の直筆画ではあるが、ほぼ同じもの構図の物もかなりあって、実質的な作品数としては半分ぐらいかな、という感じ。
でも同じでも見ていて飽きないからいい。
カタログ(というかペンギンばかりを集めた画集)を買おうと思ったのだが、ほぼ縮小されてしまってしまっていて、原画の独特の雰囲気と良さが完全になくなっていたので、買わなかった。