10/22、23と北海道に行ってきたので、まとめて後追いでアップします。
北海道に来ている。
10/23に恵庭の演習場で行われる第7師団の戦車競技会を見に行く事になったので、じゃあ前日に北海道入りして見たい所に行こうかな、となった次第。
その見たい所とは……。
羽田から朝8時過ぎの飛行機に乗ってはるばるやってきた。
Youtubeに良く上がっている「言うことを聞かないペンギンショー」を1度見たかったのだ。
途中、小樽までの電車ががかなり徐行運転&遅延してて、何事かと思ったら前の電車が鹿と衝突してたらしい。
そんな理由で遅延する電車に乗るなんて、もう一生ないだろうな。
小樽水族館は地域密着型の水族館らしくて、メインの展示は北海道を中心とした北方の魚たち。
このエイが北方の魚かどうかは分からないけど、2メートルぐらいあって上でゴロゴロできそうだった。
事故で右側のひれを全部失って保護されたウミガメ。元気に泳いでた。
日本でここでしか飼育されていないネズミイルカ。
顔がまるっこくてかわいい。
イワナの仲間のオショロコマという魚。北海道にしかいない。
丁度繁殖期なのかすごくきれいな婚姻色だった。
爆睡していたコツメカワウソ。
顔は完全に隠れているのだが、ふかふかの体毛が呼吸ですぴすぴしてて、なかなか癒された。
なんか異種混合で入ってる奴(手前)と1匹でみっちり詰まっている奴(奥)とゴンズイ玉。
それぞれの水槽の所にはこんな手作りガイドが貼ってあって、これを見るだけでも面白い。
縦縞ってそうなのか……。
暖かい地方の魚の水槽とチンアナゴたち。
このへんは割とよく見る連中だな。
なんだっけ、多分ブダイの仲間。
見ての通りいかつくてデカいけれど、胸びれが淡い虹みたいな色彩を帯びていて、そこだけ場違いに優雅。
なんだか懐かしい雰囲気の大回遊水槽。
オホーツク海とベーリング海の魚が集まっている。
ここもいかつくてデカい魚が多いので、かなり迫力がある。
……んだけど、なぜか奇妙な格好で岩の隙間におさまっていたり貼り付いていたりする。
癖のある魚が多い?
良くここまで見た目も種類もバラバラなのが仲良く集まってるな……。
赤がきれいななんかの魚。
実物はもっと紅色に近くて鮮やかだった。
カメラを近づけると警戒して砂の中にもぐってしまうので、ちょっと撮るのが大変だったなんとかギンポ。
いくら見ていても飽きないけれど、そろそろペンギンショーの時間なので、会場の屋外プールへ行こう。
野性味を感じる屋外プール。
ここはペンギンを始めアザラシやトドなど海獣が飼育されているが、冬は海が荒れて波にさらわれたりするので別の場所に移すらしい。
確かに、見ていると普通にプールの壁を越えて外の波が入ってくる。
ショー直前のペンギンたち。隣ではオットセイがショーの最中。
早くもカラスが待機している。
ペンギンは調教する事ができないそうで、だからこれは動物が思い通りにならない事を示すためのショーなのだが、勝手気ままに振る舞う(でもエサは欲しい)ペンギンたちと、それに振り回されながらも何とか演目をやらせようとする飼育員さんの掛け合いが絶妙に面白い。
そして今日のペンギンたちはやけにやる気満々で、ほとんどの演目を飼育員さんに合わせて自発的に(勝手にとも言う)こなしてみせた。
ペンギンやればできる子。
ごほうびの魚を狙って何食わぬ顔でペンギンに混じるカラス。
カラスとかカモメとか、野鳥が普通に入りこんで、時にはペンギンと魚の争奪戦をしたりするのもこのショーの醍醐味。
動画も撮っていたのだが、途中ででかい外国人が子供を高く抱き上げて前に来てしまい、視界が遮られたので断念した。
ペンギンショーが終わると次はすぐトドショーが始まる。
どうせならこれも見ていこうかな。トドのショーって珍しいし。
予想以上にトドが近かった。
本当に柵のすぐそばにいる。くしゃみとかしたら鼻水が飛んできそう。
むしろ観客の方がちょっと恐れをなして柵から距離を置いちゃってる。
まずエサをもらう。
飼育員さんも柵の観客側から魚を投げ与えている。
うん、これはよく見る奴。
でも近いので、全体重を支える前ひれの頑丈さとかが良く分かる。
岩の上の飛び込み台から、5頭のトドが一斉に飛び込む大技。
すごい迫力。
目玉企画「鮭は飲み物」。
1メートル近くありそうな鮭をまるごと1匹つるんと呑み込んでしまう、これもある意味大技。
ひれで拍手。
近すぎてべっちんべっちんすごい音がする。
拍手どころかゴリラのドラミング見てるみたいな気分になる。
面白かった。とにかく距離が近くてトドの視線や表情まではっきり分かる。
10分ぐらいの短いショーだけど、すごい中身が濃い。
なんかすごく楽しくなってきたので、トドの餌やりもすることにした。
小さなバケツに入ったぶつ切りニシンを、トングでプールにいるトドに投げ与える事ができる。
お値段は量によって400円、600円、1000円の3種類。
ここは奮発して1000円にしよう。
エサやり対象のトドたち。さっきのショーのトドとは別。
右下の大きいのがボスらしく、一番客に近い所に陣取っていて、とにかく体が柔らかいので投げる魚を器用に片端からキャッチして食べていってしまう。
ボスに取られないよう、弾道を高めに後ろの小さいのに投げると、たまにカラスが空中でかっさらっていく。
エサをやっているだけなのに、生存競争の厳しさを垣間見ることができる。
平等にやろうと試行錯誤しているうちに、エサがなくなってしまった。
さて、そろそろぶらつきながら出口に向かうとするか。
なぜ一方に注目しているのかと思ったら、少し離れた控え室から飼育員さんが出てきて作業をしているのだった。
結構距離があるのに良く分かるな。
すごい牙のセイウチ。30歳らしい。
でも延々泡をぶくぶく吐いているだけだった。
トドが集まる通称トド岩。
やっぱり昔はトド駆除のために自衛隊に砲撃されたりしてたんだろうか?
なんか、北海道版の油壺マリンパークという感じ。小さいけれどすごく面白かった。
隠れていたりして見れなかった魚も結構いたので、リベンジしにまた来たい。