北の大地の射撃競技

 10/22、23と北海道に行ってきたので、まとめて後追いでアップします。

 10/23は第7師団の戦車競技会。
 師団所属の90式、10式を持つ戦車部隊が、同じプログラムで戦車の運用技術の高さを競うもので、一般公開はしていないが関係者は許可をもらって見学できる。


 会場はこんな感じの射撃演習場。
 昨日の雨に加えて戦車が走り回るので完全な泥沼状態。

 この季節の演習場は寒いだろうなあと思ってヒートテックにダウンジャケットまで着てきたら、見学者は暖房の効いたテントの中から見るのだった。
 テントといっても自衛隊仕様だから頑丈で分厚いし、窓には冷気と射撃の衝撃波よけのアクリル板がはめこんである。
 お陰でむしろ暑い。


 競技開始に備えて待機する戦車たち。
 なお左側の線は窓にはめこんであるアクリル板のつなぎ目。

 1小隊4両が1チームで、移動しながらの砲撃、隊列を組んでの前進、敵が現れた時の防御しながらの後退などを行う。
 プログラムは1回15分ほどで、今回は2チーム分見学する。
 つまり、同じものを2回見る形になる。
 イメージで言うと、今の若い人は分からないかもしれないけど、フィギュアスケートのコンパルソリーかな。
 全員が同じ図形を決められた時間で滑って技術を競うやつ。あんな感じ。


 いきなり目の前を通過しながら砲撃。多分100メートルも離れていない。
 耳栓をさせられているので音はあんまり聞こえないが、衝撃波がドンと来てびっくりする。
 その強さといったら総火演の比ではない。


 他の戦車と合流して前進する。
 方向転換の間も砲はぴたりと同じ方向を向いている。
 多分こういう所も採点対象なんだろうな。


 敵と遭遇したので砲撃で牽制しながら後退してくる。
 ちゃんと赤いテールランプつけてたのがちょっと微笑ましかった。

 実は結構写真も撮ったのだが、窓のアクリル板のせいでピンボケしたり、動きが読めずに変な所でシャッターを切ってしまったりして、見れる写真がこの程度しかなかったのだ。
 1回15分程度と時間も短いし。


 一応頑張って動画も撮ってみた。
 今回はSONYのα6000を持っていったのだが、近距離から遠距離、寄りから広角への変化が激しいので、結局iPhoneの方が使いやすかった。


 そして戦車回収車がちゃんと待機してた。

 外部向けの行事ではないので地味だったけれど、普段使いの戦車の様子が見れて面白かった。
 多分、見慣れてくれば、各チームの技量の違いとかも見えてくるのかな。
 もう見る機会があるかどうか分からないけど。

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