くまの詣でふたたび

 海自の横須賀基地へ艦艇見学に行ってきた。


 補給艦『おうみ』がいた。
 奥には『とわだ』も入っているから、補給艦が2隻集まっている事になる。
 ちょっと珍しい。


 正面顔。

 いつも吉倉桟橋に岸から背を向けて泊まっているので、こうやってじっくり顔を見たことがなかった。
 ずいぶん特徴的な顔してるんだな。

 予定では、幕僚長から周辺国の海軍力整備状況や、海自の現在の状況について講話を聞いた後、『くまの』を見学、その後タグボートで港内クルーズ。
 しかし、風がめちゃくちゃ強いので、安全上港内クルーズは中止。『くまの』を見た後は基地庁舎で総監公室と屋上を見せてもらえる事になった。
 庁舎には何度も入ってるけど、屋上を見るのは初めて、ちょっと楽しみ。


『くまの』来ました。
 この時点で15時を過ぎているので、光がそろそろ夕暮れの気配になってきている。
 ていうか去年の一般公開で見てるんだよね……。


 まあでも、少数で乗員の人にじっくり説明してもらいながら見られるので、それはそれで面白い。
 一般公開と違って艦橋にも入らせてもらった。外から見る通り狭いし、計器類がほとんどモニタ表示になっている。
 ミサイル艇とか海保の巡視船と似たような印象。

 ちなみに写真撮影は前と同じく前甲板と後甲板しかできなかった。
 ついでに米軍基地の写真を撮るのもNGなので、折角来ていたミサイル追跡艦を良い角度で撮れなかった。


 砲塔についてた三本足のカラス。
 ちょっととぼけているけど熊野本宮大社のシンボルマークと同じデザインなので、お守り代わりにわざわざ描いたのかも。


 後ろのヘリ甲板。
 一般公開の時は人がいすぎて気付かなかったけど、微妙に角度がついている。
 これはくまの型だけの仕様で、スペース確保の関係でそうしたらしいが、そのせいでヘリが着艦しにくくなっちゃってるので、次に作る改良型からは他の艦同様平らになる予定らしい。

 港内クルーズがなくなったおかげで、じっくり長時間見ることができて面白かった。
 でも、見れば見るほど、いろいろと乗員の負担が大きくなりそうな艦だなあと思う。
 今後の海自はこれと、もう少し大きい次世代型を主力にするらしいけれど、やっぱりちょっと不安しかないな。


 夕焼けの中の『おおなみ』。
 もはや一番の古参となってしまった。


 補給艦のこの給油装置大好きなんですよね。


『おうみ』の横を通りかかったところで、丁度旗下ろしの時間になった。


 総監公室。いわゆる応接間。


 そして庁舎屋上。
 座高の高い『おうみ』がいるせいで景色は全然見えなかったけど、補給艦をこんな高さから見るの初めて。

 良く考えたら、オータムフェスタに行かなかったので、艦艇を見るのは丁度1年ぶりだった。
 意外と艦艇もちょっと見ないと配置が替わったりして様変わりしてしまうので、もうちょっと機会をとらえて見に行く事にしよう。
 それにしても、もらった海自のパンフレットを見たらいつの間にか海自が独自にC-130を導入していたのがびっくりだった。

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