百里の滑走展示祭り

 百里基地航空祭に行ってきた。
 本番は17日なのだが、16日は地元の人や関係者だけに公開される、昔で言えば予行というやつ。
 知人が誘ってくれたので、最寄り駅の石岡に前泊して頑張って行ってきた。


 とはいえ、百里はこんな天気。
 曇っているのはともかく、全体的にガスがかかっているのが嫌な予感しかしない。
 滑走路の視界が悪いと、離着陸ができないから。


 しかも、F35を見ていたら突然雨が降り出した。
 結構な大雨で、屋根のある場所に逃げ込むまでにずぶ濡れになる。
 着ていたのがダウンコートだったので、中まであまり浸みなかったのが幸いだが、この後どこへも座れない状態になってしまった。


 30分ほどして雨が上がったので、また展示機を眺めに行く事にする。
 見慣れない機があると思ったら海自のP-1だった。


 U-4。


 C-1。
 パンフレットではC-2となっていたが、天気が悪くて来れなかったのかもしれない。

 そして、なんとなく好転しそうだった天気が、この後急に悪くなった。
 曇が厚くなっただけでなく、ガスの量も増えて視界が白っぽい。
 これは飛べるんだろうかと危惧していたら、やっぱり飛べなかったらしくて、プログラムは全機地上滑走祭りとなった。


 UH-60とU-125Aの救難コンビが仲良く地上滑走。
 ヘリは車輪を持たない事も多いので、地上十数メートルぐらいなら飛んでも滑走扱いになる。


 でも茨城空港からのスカイマークはちゃんと飛んだり降りたししている。
 まあ民間機は計器誘導できるからね。
 そして離陸直後に雲の中に消えていく。どんだけ低いんだ雲。


 滑走のためにタキシングしていくF-15。
 飛ばないけど発進手順だけはきちんと守っているのが切ない。


 走り出したと思ったらもうエアブレーキかけてる。


 そして戻ってくる。
 おかえりなさい。


 そして、滑走だけで飛行展示がなので、時間があまりまくっている。
 退屈なので売店を見に行ったら、警備犬の展示をやっていた。
 こちらはリードを放されてはしゃぎながら、しっぽをブンブン振ってお客に愛想を振りまく警備犬。かわいいけれどいいのかそれで。


 こちらは隊員の人と一緒に歩く警備犬。
 ものすごく嬉しそうに隊員を見上げてぴったりくっついている。
 犬って本当に感情が分かりやすい動物だなあ。


 しばらく犬を見てからエプロンに戻ったら、UH-60が今度はちゃんと離陸していた。
 プログラム的には救難展示の時間だが、やっぱりU-125Aが飛べないので、とりあえずヘリだけで何かやることにしたらしい。


 そして何をやるのかと思ったらダンスだった。
 例によって横移動や後ずさり、おじぎをしたり自分が回転したり機首を回転軸にして円を描いてぐるぐる回ったり、いつもながらどういう操縦をしてるんだろうなあと思う。


 滑走のためにタキシングしていく(以下略)。


 そのそばでエプロンを清掃していた清掃車。
 一部分だけ一生懸命掃除していたんだよね。前にそのあたりに燃料車がいたから、何かこぼしたのかな?


 滑走するF-2。


 戻ってくるF-2。
 お帰りなさい。

 本来ならこの後は米軍のF-35の機動展示が予定されていたんだけれど、日本人を楽しませる義理のないアメリカさんがこの天気でやるわけもなく、中止になった。
 これ以上居ても特に何もなさそうなので、あきらめて午前中で帰ってきてしまった。

 明日の本番は晴れるらしいので、多分今日みたいな事にはならないと思う。
 まあ、滑走しかしない航空祭とか珍しいと言えば珍しい体験できたし、それはそれでいいかな。

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