どうぶつとぶつぞう

 国立博物館の「特別展 中尊寺」に行ってきた。


 午前中は病院で乳ガンの定期検査だったので、博物館には12時頃到着。
 検査の結果は問題なし。
 丁度お昼時だったからか、全く並ばず入れたし、中もそこそこ混んでたけどまあ他人の頭越しになる程じゃなかったので、良い方だと思う。


 唯一撮影可能な金色堂の模型。後半身は骨組みが分かるようになっている。

 今回も例によって1室のみの小規模な展示だったが、ガラスケース入りとはいえそれぞれの仏像のすぐ近くまで寄って見れるようになっている。
 しかも、360度全方向から見られる。
 おととし中尊寺に行った時、拝観場所から須弥壇まで結構距離があって、もっと近くに寄って見たかった! というのがあったので、今回はほんと楽しかった。
 仏像は皆静謐で緻密。作った仏師は分からないそうだが、最近運慶快慶のマッスル仏像ばかり見ていたので、とても優しい印象に映る。金ぴかだけど作りそのものは余計な装飾とかもなくて、むしろ写実的で基本に忠実な感じ。
 あと、ミイラが入っていた木棺も展示してあったのがちょっと生々しかった。

 結構じっくり見たのだが、それでも1室だけだと1時間ぐらいで終わってしまう。
 まだお昼を過ぎたばっかりだし……動物園にでも行くか。
 東京都美術館で印象派展をやっていたけど、印象派あまり興味がないし。


 チケット売り場は結構な行列。
 並びたくなかったので、スマホからオンラインチケットにアクセスして購入したら、あっさり入れた。


 地上でもっふりしながらひなたぼっこしていたシロフクロウ(メス)

 案の定というか、混んでいる。
 そして中国人がやたら多い。至る所から中国語が聞こえてくる。もしかすると台湾人かもしれないけれど。
 あと東南アジア系もやっぱり多い。
、あーまたこういう状態に戻っちゃったんだなあと思った。


 なんか片っぽが一生懸命羽ばたいていたオオワシ。


 隣のノスリが気になってしょうがないコンドル。
 目が意外とかわいい。


 当のノスリは知らんぷり。
 丁度片足をお腹に格納する瞬間にシャッターを押してしまったので、中のダウンが見えている。


 トラ。
 最初そっぽを向いていたら、連れだってやってきたとおぼしいおっさんたちが「こっち向けよ」とやじってたのがお品がなかった。


 親子でおんなじ格好をしているのが微笑ましいゴリラ。
 多分右のはお兄ちゃんかお姉ちゃんだと思う。


 何か食べながら、他の客がかざしたスマホをじっと見つめるリーダーのシルバーバック。明らかに意識している。
 鋭い眼光が魅力的、と思ったら、どうやらイケメンゴリラで有名なあのシャバーニの兄らしい。


 トラとゴリラを堪能した後は、バードハウスで鳥を……と思ったら、鳥インフルエンザの影響でやっていなかった。
 この他にも、展示をやめていたり、屋内展示になっていたりする鳥が多くて、やっぱり影響は大きいんだなと。


 でもこのへんは普通に展示していた。タンチョウヅル。
 なんか首のあたりとかハゲてるんだけど……換羽?


 良く見ると血の跡らしいものもある。
 もしかすると、別のツルと同居していたけど、いじめられて離されたとかなのかも。


 クロヅルの伸び。
 この伸びは全鳥類共通らしい。


 みんな大好きヘビクイワシ。


 羽繕いを始めて謎の物体と化したヘビクイワシ。


 ホオアカトキだったかな?
 自然界では絶滅し、各地の動物園での繁殖のみで種をつないでいる鳥。
 写真だと荒れてしまっているが、黒い体に翼の青光りする部分がとってもきれい。顔は赤ハゲだけど。
 水の飲み方がダチョウと同じだった。


 相変わらず可愛いスバールバルライチョウ。
 プライバシー保護のために、禽舎のガラスは下の方一部だけを除いて白いシートが貼られているのだが、その一部の透明な所に何度も出てきては外を覗いていた。


 ゴリラと比べると、協調性がない感じがするニホンザル。
 そういえば1月に日光に行った時に、いろは坂を歩いてたわ。


 毛繕いしてもらいながらひなたぼっこをしている。


 無心に歩くレッサーパンダ。


 無心に笹を食うパンダ。
 子パンダが待ち時間40分、親パンダが10分だったので、迷わず親パンダの方にした。


 ペッカリー。うりんこみたいで可愛いが、多分これで大人……なはず……。


 ペン。


 頭を掻きながら水に流されていくペン。
 この後、別のペンとぶつかりそうになって怒られていた。


 なんかトカゲ。


 目は黒目がちでくりっとして可愛いのに、口元がすごいな……。


 ゾウガメ。
 すでに100歳近いが、ゾウガメとしてはまだまだ若い方に入るらしい。


 飼育員さんが入った来たら、顔を上げて注目するゾウガメ。
 何か持ってきてくれたのかなという期待が伝わってくるが、残念ながら飼育員さんはそのまま掃除を始めた。


 アシナシトカゲ。
 一見ヘビっぽいが、確かに顔がトカゲ。


 結構なスピードで床を這っていくニシキヘビ。
 動いてるニシキヘビって見たの初めてかも。


 どうやらバックヤードに戻りたかったらしい。
 ヘビもそんな感情あるんだ……。


 カバ。


 ミーアキャットはやっぱり立っている。
(多分この下は赤外線灯で暖かい)


 ひたすら歩き回っているくせに、たまにピタリとフリーズするミツオビアルマジロ。
 頭の装甲すごい。


 丁度1日1回の食事時間だった。
 エサは野菜と果物(土曜日なのでバナナ、とは飼育員さんの談)と、多分爬虫類用ペレット。
 やっぱりバナナを真っ先に食べていた。


 サルのしっぽの林。


 バッファロー。でかい……日本には存在しない大きさだ……。
 すごく大人しいんだけど、白目が血走っててちょっと恐い。

 結局閉園まで堪能してしまった。
 それでも若干駆け足気味だったので、徹底して見るなら1日潰さないとならないかも。


 駅への道端にあった満開の梅の木。
 良い香りが漂ってくるし、メジロのつがいが蜜を食べに来ている。
 このメジロたち、人間が何人も集まってきて数メートルの距離で写真を撮り始めても、全く動じる様子がない。
 場慣れしてる……。

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