お風呂は文化に行ってきた

 パナソニック汐留美術館の「テルマエ展」に行ってきた。
 去年、山梨県立美術館で始まり、大分を回ってここに巡回してきたもの。
 山梨での開催を知った時から見たかったのだ。
 


 続編読んでます。

 テーマは「お風呂でつながる古代ローマと日本」となっているが、展示の大部分は古代ローマ関係のもの。
 ポンペイやナポリ他、岡山市立オリエント美術館と平山郁夫シルクロード美術館の収蔵品がかなり入っている。
 浴場だけに限らず、古代ローマ人の文化や生活を広く紹介していて、展示してあるのもお風呂関係はもちろん、カラカラ帝の胸像や剣闘士の兜、ガラスの食器や壁画など多種多様。
 そしてどれもかなりレベルが高い。
 そういえば、ポンペイ展で見た炭化したパンに再会した。


 写真は大部分撮影不可だが、一部の展示は撮影可能。
 これはバッカスのモザイク画。


 ポーズだけで分かるヴィーナス。


 着てる物(ライオンの毛皮)だけで分かるヘラクレス。


 ちょこっとだけ日本の入浴文化の歴史の展示もある。
 昭和を代表する銭湯文化の一品、ケロリン。
 あと、写真には撮らなかったのだが、銭湯での注意事項(タオルを湯船で使わない等)を掲示したホーローの板広告が、全部ナショナルで揃えていたのがちょっと笑った。


 丁度こんなセミナーをやっていたので、ついでに聞いてきた。
 大体は展示品についている解説と同じ話をしているだけだったのだが、聞いた後で再度見るとまた印象が違って新鮮。

 行ったのが14時半頃で、その時はすんなり入れて中もすいていたのだが、見終わって出ようとしたら入口にずらりと人が並んでいて驚いた。
 多分ルシウス効果だと思われるが、ルシウスなくても普通に面白かったのでまた行きたい。

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