秋の入間のC-1祭り

 11/3に入間基地航空祭に行ってきましたが、寝てしまったため遅れてアップします。

 もはやおなじみの入間基地航空祭。
 毎度毎度代わり映えがないように見えるが、年を経るにつれて確実に内容は変わっていく。
 中でも今年は大きな変動……あの入間名物C-1が、全機引退のためラストフライトとなるのだ。


 埼玉県警、陸自、海自、ブルーインパルス。


 機動飛行予定のT-4。


 離陸を控えて乗員が気合いを入れていたEC-1。オープニングフライト担当だもんね、頑張れ。
 今回初お披露目のC-1の電子戦訓練機仕様で、でかい鼻が特徴。C-1が全機引退した後もこれだけは残るらしい。


 離陸。
 いってらっさい。


 離陸してからプログラムが始まるまでしばらく時間があるので、展示機を見に行くことにした。
 陸自のOH-1。
 大型機が常駐する入間はとにかくエプロンが広い。しかも今回端から端まで開放しているので、全部見ようとすると1キロぐらい歩く羽目になりそう。


 なぜか展示されていて、しかも航空機を上回る大人気だったパトカー。
 詳しい人に聞いてみたら、このGT-Rのパトカーは超レアなんだって。


 なんか久しぶりに見る海自のSH-60J。


 練習機かわいい。


 カラーリングしたF-15。小松基地のかな?



 エプロンをせっせと歩いていたら、2時間ぐらい後に飛ぶU-4、C-1、C-2がもう離陸していった。


 こっちは格納庫を開いて止まっているC-1。
 空挺を乗せるんだろうか?


 上のとは別のC-1。一番最後にロールアウトした31号機。
 後ろの方に「C-1 FOREVER」とペイントしてある。


 岐阜基地からはるばるやってきた試作1号機。岐阜基地航空祭で見て以来。
 当時鼻先についていたながーいピトー管はなくなっていた。


 手前からC-2、C-1、C-1試作機。デカい3機がそろい踏み。
 でもこの光景が見られるのは今年が最後。


 もうひとつデカいC-130。
 増槽つけてるけどどこから来たんだろ?

 これで端っこ。
 ついでに売店に寄ろうと思ったのだが、日差しが暑くて熱中症になりそうだったのであきらめて戻った。
 強風で風は冷たいのに日差しは強いので、コントロールが大変。実際、倒れる人も多かったらしくて、何度も救急車が来ていた。


 EC-1のオープニングフライト。
 伝統のC-1変態機動を披露してくれるのは嬉しいが、中の電子機器は大丈夫なのかな。


 そして航空祭関係なくたまに県警ヘリが飛んでる。
 周辺のパトロールだろうか?


 オープニングフライト後はCH-47の展示。
 いろいろ機動を見せてくれたのは良かったんだけど、CH-47を少年ぽく擬人化したナレーションが微妙に外した感があった。


 EC-1おかえり。


 気付けばT-4がアップを始めました。
 操縦するのは教官チーム。平均年齢51歳の大ベテラン。パイロットは厳しい健康チェックがあって、ひっかかるとすぐ地上勤務に回されるので、その年代までパイロットできるのってそれだけですごい。


 展示が終わったCH-47がブレードを点検している。


 空にはU-680。あの有名なYS-11の後継機だとか。
 そういえばいつの間にかYS-11展示しなくなっちゃったな。寂しい。


 そしてT-4部隊が離陸へ。
 いってらっさい。

 ブルーインパルスと同じ上がり方をしていくT-4。
 ちなみにブルーもベースはT-4なのだが、カラーリングが違うだけで見え方がこんなに違う。


 さすがに平均年齢51歳なので、ブルーみたいな派手な機動はやらないが、それでも編隊飛行はブルーと同レベル。


 T-4の機動の最中におもむろに目の前を通っていくイスを積んだカート。
 なんだなんだ。


 おかえりー。


 次は満を持して本日の主役が登場。
 U-4を先頭に、C-1、C-2が颯爽と飛んできた。


 ほぼ横倒しになって旋回するC-2。
 C-1の変態飛行の伝統は、どうやらC-2に受け継がれるらしい。


 C-2(地上)とC-2(空中)。


 U-4。ベースは民間のビジネスジェットだし、たいしたことはしないだろうと思っていたら、いきなりC-1並みの横倒し旋回や足を出しての超低速飛行、タッチアンドゴーを見せつけてきた。
 ばかにしていてごめんなさい。


 このずんぐりした愛嬌のある姿も今日で最後だと思うと、感慨深い。
 入間にはブルーよりむしろこっちを見るために行ってたようなものだしなー。


 ローリングコンバットピッチする元ビジネスジェットと輸送機。


 おかえりー。
 楽しかったよ、ありがとう。

 ここで午前中の飛行展示は終わり。
 午後から恒例のブルーと、C-1のラストフライトが行われる。


 お昼を食べていたら、格納庫を開いていたC-1の所で空自と陸自が何やら集まっているのに気付いた。
 しばらくすると、陸自の空挺の人たちがC-1を降りて去っていった。
 あー、サプライズで空挺降下をやる予定が、風が強くて中止になったのか……しょうがないね。


 そしていよいよブルーが開始。
 まずは例によって延々と続く搭乗儀式。時間は実に30分。
 ……なんか段々長くなってきてないこれ?


 暇なので、U-680やT-4の尾翼に止まって遊んでいるカラスを眺めてたりして。
 バードストライクすると危ないから、あまり近づいちゃ駄目だよ。


 やっと出発だ。


 ブルーを見送るT-4先輩。


 離陸。いってらっさい。







 展示。
 良く晴れているので白いブルーの機体と白いスモークが非常に映えるのだが、いかんせん風が強くてスモークがすぐ吹き乱されてしまうのが残念。


 おかえりー。
 後の儀式は省略。


 そしていよいよ最後のフライト。
 同時に退役する30番機をお供に、31番機が滑走路に向かっていく。


 同時に誘導路に消防車が現れた。
 なにすんだ?


 F-15と並んでも決して見劣りしないメカメカしい消防車。超かっこいい。


 ラストフライト開始。
 いってらっさい。


 入間で最初に見たC-1は6機編隊だった。
 輸送機のくせに6機でレインフォールをやってのけた時の衝撃は、今も忘れられない。
 でもそんなC-1も少しずつ減っていって、今はもう編隊を組むのは2機だけ。
 そしてここでα6000のバッテリーが切れた。


 なのでここからはiPhone。
 せっかくの最後の変態機動なのに……。


 あれこれやってくれたのだが、撮り慣れないのでことごとく失敗して、まともな写真は着陸だけだった。
 おかえりー。


 誘導路を進む31番機。


 と、突然消防車が水を放出し始めた。
 すごい虹。実物はもっと色が濃くて7色だった。


 水のアーチの中を通っていく31番機。
 空軍にはパイロットが異動や退役する時、ラストフライト後に寄ってたかって水をぶっかける慣例があると聞いたことがあるが、これもそれなのかも。
 ありがとうC-1。
 アクロバット飛行ができる変な輸送機があった事を、私達は忘れない。

 これでプログラムは終了。
 でも帰投が見たいのでもうちょっと残ってみる。
 特にあの銀色の試作機の帰投は絶対見たい。だって入間から飛び立つ試作C-1なんて、絶対これしか見れないよ?


 まず最初にOH-1が手押しで移動し始めた。
 でもエンジンかけてないし、飛ぶにはまだまだ時間がかりそう。


 次にSH-50Jが離陸の準備を始める。でもこれも結構時間がかかりそう。


 3番目に動いたのはカラーリングF-15だった。
 エンジンをかけたと思ったらすぐに誘導路に入っていく。
 F-15が最初に飛ぶとは思わなかったのでちょっと興奮する。


 機体にはメッセージ。
 震災と豪雨で今年はほんと大変だったよね……。


 おつかれー。


 そしてC-1試作機が誘導路に入った。
 岐阜基地では異機種大編隊のリーダー的ポジションだったけど、それもC-2に譲るのかな。
 でもC-2の試作機ってどうなったんだっけ。なんか設計不良や初期不良で大変だったって話は聞いていたけど。
 赤い通称JALカラーと青い通称ANAカラーが揃って飛んだらきれいだったろうに。


 と思っていたら、先に上がったのはSH-60Jだった。
 みんな太陽が低くなる前に帰りたいのか、結構どんどん出ていくな。
 おつかれー。


 そしてC-1試作機が離陸。


 銀色の機体を輝かせて飛び去っていく。
 おつかれー。

 他にも順次帰投しそうだったのだが、時間も16時近くなったので帰ってきた。
 良く考えたら、翌日休みだから帰り遅くなっても大丈夫だったんじゃん。失敗した。
 C-130とかもあったのに。

○おまけ

 これも恒例のデコられている木。
 今年はちょっと地味かな?

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