自衛隊の音楽のお祭り

 自衛隊音楽まつりに行ってきた。
 まあ当然当たらないだろうと思いながら、もう様式美で応募したら当たったのだ。
 どのぐらい様式美だったかというと、当選メールをいたずらかなにかだと思ったぐらい。
 うわあもう一生の幸運使い果たした気がする。


 何年ぶりかの武道館。
 コロナ前の改装の時から来てなかったからね。


 オープニング。


 オープニングが終わったところで、パリオリンピックメダリストの自衛官が登場。
 この人達、昼夜2回の4日間の公演の間、毎回こうやって出てきて挨拶してるのか……大変だな。



 陸自東北方面隊。火と水と緑をフラッグ隊を使って華やかに表現してきた。
 そういえば今回、常連の12旅団とか、旅団レベルの音楽隊の出演がないな。出演部隊が全体的に減ってる気がする。
 その分、メダリストのトークで時間を使っているのかもしれないけれど。


 空自はガンダムで来た。
 東北方面隊とかぶるのを避けたのか、こちらは今回フラッグ隊はなし。
 でもフォーメーションとかの見せ方は相変わらずうまい。


 でもいつものこれはやった。


 海外からのゲストバンドは今何かと大変なヨルダン。
 なんか編成にバグパイプがいる。


 自国の音楽と日本の「さくらさくら」や「砂山」をいくつか演奏した。
「砂山」って海外で有名なのかな。確かアメリカあたりにもこの歌をモチーフにした吹奏楽があったけど。
 編成は西欧の楽器なのに音はアラビア風という不思議な演奏。バグパイプが混ざっているからだろうか?


 そしてドラムメジャーの人の頭の布の巻き方、他の人と違うなと思ってたら、女性だった。
 男性のドラムメジャーと同じように指揮棒をくるくる回したりしてかっこいい。


 最後は自衛隊創設70周年を記念して「70」の人文字で終了。
 すごい迫力があって面白かった。


 海自は相変わらずのゆかりちゃんと軍艦マーチの錨。必ずこの2つを入れないとならないから、他の所みたいに新しいことができなくて大変だよね。
 そのマンネリズムが海自らしいと言えばらしいけど。
「ヨルダンの後なのでアラビアンナイトを演奏曲に選びました」みたいな事をコメントで言っていたけど、それはちょっと違うんじゃあないかという気がした。
 そしてゆかりちゃんは歌唱力が落ちたと思うのは気のせいだろうか。お腹でなく喉で無理矢理歌ってる感じがした。


 いつも頑張る儀仗隊。


 米海兵隊。
 いつもは海軍も出てたと思ったけど、やっぱり出演数減らしてるのかな。
 今回は歌ではなく、正統派のブラバン演奏で攻めてきた。


 陸自は「戦争と平和」を表現。戦争部分は儀仗隊と共演でゴジラ。
 かっこよかったけど、「ゴジラと戦う自衛隊の強さを表現……」という台詞には、きっとみんな心の中で「いや自衛隊いつもゴジラに負けてるよね?」ってつっこんだと思う。


 平和の部分は「地球儀」。「君たちはどう生きるか」の主題歌だって。知らなかった。

 そして今年はここでお客様参加企画があった。
 「ライラック」「マツケンサンバII」「アイドル」の3曲の中から、演奏する曲を来場者に選んでもらおうというもの。
 そして決まったのは……。


 ……まあ当然と言えば当然だよね……。
 ほぼ全世代が知っていて、楽しめる曲ったらこれだけだもの。


 マツケンサンバで踊る自衛隊。



 予告動画でもやっていた「ボレロ」。
 陸海空の各自衛隊員が器材を叩く音で始まる粋な演出。


 もうひとつの来場者参加企画。スマホのライトをペンライト代わりに歌に合わせて振るやつ。



 自衛太鼓。
 締太鼓が全員女性という編成だった。
 今年は空自が参加してなかったな。あの華やかなの好きだったんだけど。


 フィナーレの前に裏方の演技支援隊が登場。
 でも今年は指揮者の通路になるレッドカーペットを敷いてない、と思ったら、三笠宮百合子様の逝去に伴って、国旗入場とレッドカーペットは控えたっぽい。
 えー、恒例の片付けのコロコロないのか……あれ見ないと終わった気がしないんだけど……。


 フィナーレ。


 ゲストバンドも一緒に演奏している。


 演奏が終わると皆さん手を振りながら退場。

 そしてレッドカーペットがないので、指揮者も一緒に手を振りながら退場。
 最近は東部方面隊の演奏しか聴いていなかったので、いろいろな部隊のを聞くのはやっぱり楽しい。


 帰り道に記念撮影に応じていた東京地本のマスコット、トウチくん。

 で、昼の公演だったので、終わった後近くの靖国神社に寄ってきた。


 同じ事を考えた人は多かったらしくて、16時過ぎているのに拝殿は並ぶぐらい混んでた。


 遊就館ではこんな企画展をやっていた。
 あーそういえば前に何かで知って、見に行こうと思って忘れてた! しかも明日で終わりだ!
 実はこの時点で閉館まで10分、丁度受け付けも終了したのだが、10分で頑張って見るからと無理を言って入らせてもらった。
 よし10分でどこまで見れるかな。


 昔の食糧とか。
 日露戦争の牛肉の缶詰って、業者が石入れて送ってたりしたやつでしょ、知ってる。


 うちの祖母は『長門』を見学に行った時、豚の角煮を食べたって言ってたけど、あれは士官用の食事だったのかな……。


 硫黄島から発掘された缶詰。


 シベリアで抑留者が作ったマイスプーン。

 かなり駆け足だったけど、小規模だったので展示だけなら10分で見れた。
 パネルの説明とかもきちんと読みたかったんだけど、さすがにそれをやっていたら終わらないのであきらめた。
 こういう企画は好きなんだけど、あまり見かけないんだよね。またやらないかな。

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