8/31にお台場の東京国際クルーズターミナルまで空母『プリンス・オブ・ウェールズ』を見に行ってきましたが、帰宅して力尽きたため後追いでアップします。
というわけで、お台場まで空母を見に行ってきた。
実は午前中に近所のクルーズ会社が運行する空母見物クルーズ、午後はターミナルのデッキからの特別閲覧を確保できたので、一粒で二度おいしい見物になる。
……ちょっと調子に乗って、昨日大洗水族館から23時過ぎに帰宅して、今日は朝10時までに天王洲アイルに向かうという睡眠不足確実な予定にしてしまったが、頑張った。
だってもう二度とない機会だもの。
これが今回乗る船。
船首部分と船室の上が甲板になっていて、それぞれ10人ずつ、計20人が乗れる。見た目よりもキャパシティがあって、皆が好きな所に好きなように座れるだけの余裕がある。特に船首組はお座敷にでもいる感じでくつろげて、なかなか快適。
屋根がないので太陽をまともに浴びるが、それさえ我慢できれば、軍港めぐりよりもいいかもしれない。
ターミナルに行くまでの間、ガイドさんが周辺に見える物をいろいろ解説してくれるのが楽しい。
ポニョのオブジェがあった。理由は分からないけど。
東京海洋大学にある『雲鷹丸』。
こんな所に大学があることも、帆船がいる事も知らなかった。
小さい船なのでこんなに世界が広い。
奥に見える橋は新幹線の車両基地への引き込み線。この路線を利用して、将来羽田空港までの直通線をJRが作るらしい。
海から見るレインボーブリッジ。
他にもいろいろ、沿岸の船とか工場とかガントリークレーンとかいろいろ見れて、ここまででもうすでに満足している。
すごい楽しい。
撮りたかった風景のひとつ。ガントリークレーンと空母。
ちょっと間が開きすぎてるけど。
手前のは海保の測量船。ぱっと見1隻だが、実は『拓洋』と『昭洋』の2隻が目刺しになっている。
ターミナルビルと比較すると大きさが良く分かる。ビルが二つ並んでるみたい。
近づくにつれて見上げるような大きさになっていく空母。
今回はかなり近くまで寄れるらしい。あまりでかすぎて距離感が狂って良く分からないのだが、100メートルは切ってるんじゃないかな。
スキージャンプだってこんなにアップで撮れる。
真ん中の茶色いのは戦闘機のバーナーで焦げた跡だって。
警備兵が甲板でライフル持って立ってた。
海外の艦艇は実弾込めた銃で警戒するのが普通なんだよね。なおこっちを見て手を振ってくれた。
尻だって見れちゃう。
丁度ターミナルの「TOKYO」が入る、ガイドさんお勧めの撮影スポット。
東京タワーと空母。
周囲をうろうろしている小さい船(遠くの青いのは貨物船)は、全部空母を見に来たクルーズ船か個人の船。
そう、意外とプレジャーボートで見に来ている個人が多いのだ。
中にはヨットで乗り込んできてた人もいた。やだわ皆さんお金持ち。
前から後ろまでなめるように見てしまった。
考えてみたら、空母をこういう風に見たのは始めてだな。軍港めぐりはこんなとこまで行かないし、一般公開の時は自分が乗る方だし。
水門に描いてあるかわいいクジラ。
天王洲のあたりはアート新興かなにかで、あちこちの建物や構造物にこんな感じで絵が描いてある。
それもガイドさんがいろいろ説明してくれた。
このクルーズ、5,000円したんだけど、空母だけじゃなくて行き帰りまでのこういった観光も含めたら、絶対安いと思う。
さて、次は陸上からだ。
新橋で昼ご飯を食べて、ゆりかもめで国際クルーズターミナルに向かう。
このデッキからの観覧には、父親の分も予約していた。
元々、この手の軍事関係が好きだったのは父親で、私はその影響を受けてこうなった形なのだが、好きで行きたいくせに見栄っ張りなのか何なのか、あまりこういうイベントには足を向けないので、まあたまには誘ってみるかと考えた次第。
見れるのはターミナル3Fの展望デッキから。
上甲板とほぼ同じ高さなので、F35が良く見える。
考えてみたら、この位置から空母を見るのも初めてだなあ。米軍基地の空母ドックには、こうやって外から空母を見下ろせるような場所がないから。
ガントリークレーンを背景に並ぶ航空機。
この位置からだと、航空機だけじゃなくて機材なんかもとっても良く見える。この車たち大好きなんだよね。来て良かった。
なんか良く分からない物もあった。形からするとキャノピーをはずした時に置いておく物かなにか?
サイドエレベーターが降りて出入り口になっているので、格納庫の中まで見える。
今日は艦長と司令官がいるのかな?
ズームレンズで覗いてみたら、ミサイルと予備の機体らしきものが置いてあった。
横須賀では折れてたマストもここでは立たせっぱなし。
なお左側のは荷物の積み卸しにやってきた日本のクレーン車。見てたら会議用の椅子やテーブルを艦内に運んでいた。
そういえば、艦内でフォーラムがあるとかないとかいう話を聞いたな。
あっちこっちに機体の整備をしている人がいる。
まあずっと出しっぱなしだもんね。お手入れは必要だよね。
スキージャンプの上で哨戒していた人。眺めが良くなかったという割には、気持ちよさそうだ……。
低い位置から引きで見た午前中と逆に、高い所から艦上の各所や働く人々までも細かく見れて、また違った面白さがあった。
考えてみたら、今回の空母は乗る以外の見るチャンスは大体手にできていた感じ。乗るのはまあ、4万人応募で当選は90人だったそうだから、もうどうこう言う以前の話だからなあ。