11月12日から日光旅行をしていますが、12日がPCをネットワークにつなげない環境だったため、2日分をまとめてアップします。
というわけで、日光にやってきた。
多分小学校の修学旅行以来だと思うが、もう記憶もおぼろげで、竜頭の滝と湯元ぐらいしか覚えていない。
どうもいつも激混みしているイメージがあって、これまであまり行く気にもならなかったのだが、コロナだし紅葉は終わってるだろうしで、少しはましかなと思った次第。
日光には朝10時前に到着。
神橋。渡れるのだがお金がかかるので無視した。
終わってるかと思いきや、紅葉が結構残っている。
まず来たのが輪王寺。理由は東照宮より近かったから。
その歴史は1200年以上。東照宮より遙かに古い。
もともと日光は勝道上人というお坊さんが開いた宗教都市だったのだ。
護摩堂。木造っぽいが実は鉄筋コンクリート製。
護摩行で火を盛大に焚くので、消防法上こうなったらしい。
……あれ? 比叡山も護摩行するけど、あっちは建物古いままだよね?
なお、写真が建物だけなのは、中が撮影禁止のため。
寺男のガイドさんがいろいろ説明してくれるのはありがたいんだけど、隙あらばお守りとか念珠とか売りつけようとするのはどうなのか。
続いて隣にある東照宮。
皆さんおなじみの陽明門。
平日だからすいているだろうと思いきや、かなり人がいる。
あと、修学旅行の小中学生が多分10校じゃ済まないぐらい来ていた。
そうだよね、みんな我慢してたんだし、来たいよね……。
日の光を反射して非常に贅沢な感じになっている陽明門。
太陽が比較的低い位置にないとこうならないので、見たければ朝がおすすめ。
陽明門だけに注目しがちだが、実は左右の塀もものすごく凝った作りになっている。
動物モチーフが多いので、眺めていて楽しい。
陽明門が日暮しの門と言われるのがよくわかる。
ひとつひとつディテールを見ているといつまでも飽きない。
いつまでもこれだけ見ているわけにもいかないので、ある程度で妥協したけど。
そして家康の墓所。ここにリアル家康が葬られている。
実はここに至るまでに階段を200段昇らされ、へとへとになっているのは秘密。
御神体でもあるので、今まで1度も調査がされたことはないらしい。
3ヶ所目は、東照宮の隣にある二荒山神社。
ここも東照宮より遙かに古く、御神体は男体山そのもの。
ここではお参りするだけだが、中禅寺湖にある中宮祠からは実際に男体山に登ることができる。
本殿(裏側)。
ちなみにここには太郎丸という大太刀があるらしいが、太郎太刀とは関係ない模様。
あと、中宮祠には祢々切丸があるんだってさ。
最後は輪王寺大猷院(だいゆういん)。三代将軍家光の墓所。
おじいちゃんを尊敬しまくっていて、死後もお仕えしたいと望んで東照宮の隣に葬られたとのこと。
なお、位置的には輪王寺と東照宮を隔てて反対側になるので、こんな訪問順になっている。
よくわかんないけど、雰囲気のいい庵があった。
家光に死後もお仕えしたいと望んだ家来が住んだらしい。
家光の墓への門。墓そのものは非公開。
ここだけ様式が唐風なんだよね。
とまあここまで昼も食べずに回ってしまったわけだが、時間を見ると15時。
今日は湯元温泉に泊まる予定なので、そろそろバスで向かうことにする。
いろは坂と中禅寺湖を越えてさらに先なので。
湯元温泉に到着したのが16時半ぐらい。
2000メートル級の山に囲まれているのであたりはすでに薄暗く、店もほぼ閉店しているのだが、ちょっとあたりをうろついてみることにする。
鹿がいた。
餌付けされてるとかではなく、山からに出てきた完全な野生の鹿。
気付けばあちこでエサをあさっている。
完全な野生なので、10メートル以上離れているというのに警戒心満々。
鹿をなだめながらぶらぶらしていたら、湯元の源泉に出た。
小屋は各旅館に割り当てられた源泉だが、割とあちこちから普通にお湯が沸き出しているので、人目とぬかるみを気にしなければ足湯も手湯もし放題。
ただし、非常に熱い。
そしてここでは野生のコガモの群れがエサをあさっていた。
こいつらも完全野生なので、人間を見ると躊躇なく逃げていく。
尻を向けて一目散に泳ぎ去って行くカモたち。
まあいいんだけどさ。
夕暮れの源泉。
山がうっすら白いのは、前の日に雪が降ったから。
湯元はすでに真冬並みの気温と聞いていたが、確かに寒くて、日陰には雪が溶け残っていた。
でも夜空が素晴らしかった。
これだけ寒ければ変質者もいないだろうと夜中に外まで見に出て行ったのだが、天の川なんて久しぶりに見た。