舞鶴基地じゃなくて舞鶴教育隊だった。
昨日は夜だったから分からなかったが、今の舞鶴は山桜や八重桜が丁度満開らしく、山のあちこちが白くなっていてきれい。
行動予定。
お手洗い休憩すらないほど詰め込んだスケジュールに大丈夫なのかと思っていたら、やっぱり「時間がない」「時間がない」の連続になった。
午前中は防衛省の広報担当、海自の広報担当、舞鶴教育隊の総務課による、自衛隊と海自と舞鶴教育隊についてのレクチャー。
でも担当者が見せたい物が多すぎて時間オーバー、結果、隊司令の講話時間がほとんどなくなるという冗談みたいなことになっていた。
昼は当然のようにカレー。
でも実は外部のまかない業者さんが作った物で、厳密には「自衛隊カレー」ではない。
……ということについて、後で広報の人からお詫びと共に「艦艇のカレーは実際おいしいですから!」という釈明があった(笑)。
そして午後からは見学と、短艇や手旗などのちょっとした体験になる。
まずは埠頭に移動して『あたご』を見る。
ちなみに、見学の間、参加者は全員こんな作業服を着てたりする。
この道入って長いけど、これ着たのは初めて。
なお『あたご』と舞鶴は今日から公開の「名探偵コナン 絶海の探偵」のロケ地というか、元ネタになったそうで、この日は防衛省の中の人も海自の中の人もものすごいコナン押し。
おかげで見てみようかという気になってしまった。
ちなみに防衛省の中の人は「空飛ぶ広報室」と「図書館戦争」も押していたが、有川浩の自衛隊物は作者の脳内萌え妄想まき散らし臭にどうも共感できないので、そっちは見ることはないと思う。
舞鶴にも軍港めぐりがあった。
お向かいの埠頭はユニバーサル造船。『みょうこう』やら真っ赤なでっかいタンカーやらが整備をしていた。
そういえば、呉も基地のすぐそばに造船所のドックがあったけど、横須賀はよく考えたらそういう風にはなってないな。
ちょっと不便?
『あたご』は護衛隊群の旗艦なので「司令が乗ってるから他の艦艇は敬礼してくださいね」という印にこんなマークをつけている。
舞鶴には潜水艦はいないのだが、たまたま呉の『そうりゅう』が来ていた。もちろん乗れないけど見れてラッキー。
『そうりゅう』の奥にいるのはミサイル艇と……番号だけのは作業艇?
バスの中から撮り放題。
そして教育隊に帰って短艇と手旗と結索の体験。
手旗と結索は写真を撮れなかったので、短艇だけ。
中の人が訓練用の短艇で動きをしてみせてくれる。そして、これを実際にやらされる。
オールの太さが茶筒ぐらいあって、長さも3メートルぐらい、しかも半端でなく重く、うっかりすると自分のほうが振り回されるのをがんばって漕ぐ。
多分明日は筋肉痛だと思う。
やっぱり中の人は鍛え方が根本的に違うというのがよく分かった。
最後は舞鶴に勤務している女性幹部との懇談で終了。
いろいろな経歴を持っている人がいて、話を聞いてて面白かった。
いわゆる一般の女性が対象ということで、まず飽きさせず楽しませていい印象を持ってもらおうということにポイントを置いていたようだが、大体うまくいっていたと思う。
ただ、そのためにスケジュールが詰め込み気味になり、結局予定通りにいかずに時間が押してしまったりしていたのが残念だった。
そして大量におみやげをもらった。
帰りは電車で東舞鶴駅から京都に出たのだが、地元の中学生らしい男の子たちが、明らかに観光客風の人を見ると自分から席や立ちやすい場所を譲って、自分たちは車両の端に移動するのを見てすごいなあと思った。
舞鶴で体験してきた
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