東北縦断の旅・盛岡編

すみません。21日からオピニオンリーダー研修で東北地方に来ていますが、持参したvaio pro11がネットワークを認識しないため、ブログの更新ができません。
(これはスマホからアクセスして書いています)
帰宅後にまとめてアップしますので、お待ちください。
 というわけで、2日目は盛岡の岩手駐屯地を見学。
 前日の仙台も寒かったが、北上した盛岡はもっと寒い。
 しかもまた雨だし。
 この日は74式戦車体験搭乗があるんだが大丈夫か。

 岩手駐屯地には特科(火砲)部隊と戦車部隊がある。所属する隊員の80パーセントが岩手出身だそうな。
 ここの厚生施設は温水プールはもちろん、トレーニングジムやリラクゼーションルームまで備えた超充実した全国の陸自でも5つしかない施設(予算の関係からそれ以上作れなくなっちゃったんだって)。
 人里離れた平坦と言えない山の中腹にある上に豪雪地帯なので、隊員の日常のトレーニングやリフレッシュをどうするかという観点から作られたらしい。

 食堂は幹部とそれ以外で通行エリアも別。
 ザ・階級社会。


 資料館。旧陸軍時代の資料が異常に充実している上に、解説の隊員さんがよく知ってるわ話はうまいわで超面白い。
 でもなぜ海軍の資料まで充実しているのかは謎。

 館長、沢内ポン太。

 実は3佐。司令が1佐なので上から3番目に偉い。
 昔は自衛隊が民間支援の一環として農繁期に農家の手伝いに行くということをやっていて、その記念なんだとか。
 なんというか、農業国日本らしい話ではある。

 そして雨の中、FH-70榴弾砲の展示訓練もやった。これは砲に先立って撃ちこむ地点を観測する部隊。
 PR部隊のブルーインパルスは天気が悪いと飛べないけど、これは実戦部隊なので天気は関係なくやる。

 ただいま観測中。

 観測終了すると、牽引車に引っ張られたFH-70が登場。

 自走でも登場。
 左に乗ってる人が運転手。というか丸出しで大丈夫なのか。

 来たのは全部で3両。距離的には100メートル離れていないと思う。
 で、これが一斉に空砲射撃をする。音もすごいけど身体に直接振動がくる感じもすごい。

 なのでどうしても撃つ瞬間はびくっとしてしまい、まともな写真が撮れない。

 最後は74式戦車体験搭乗。74式そのものは何回か乗っているけど、さすがに雨は初めてだ。というより一般の体験搭乗なら雨が降ったら中止になるよね。
 走ったのが一応舗装された場所だったのと、運転手さんがうまかったので全然揺れなかったけど、どうやらこの駐屯地、隣に牧場があるらしくて、走ってる最中牛小屋の臭いがすごかった。


 一緒に装備品展示もしてくれた。
 上右:94式除染装備。化学汚染なんかを温水や冷水や薬剤で洗い流すやつ。
 上左:72式対迫レーダ装置。地上で発射される迫撃砲を逆探知して発射場所を特定する装置。
 下右:対迫レーダ装置JMPQ-P13。72式より新しいの。
 下左:FH-70の自動給弾装置。ここに弾を置いておくと、前のを発射した反動を使って自動的に装填できるんだって。
 この後は盛岡市に戻って、盛岡市先人記念館を見て終了。
 新渡戸稲造とか金田一京助とか米内光政とか、盛岡出身の歴史的政財界人、文化人130人を紹介するという資料館。
 正直、こういう自画自賛系の資料館はぱっとしないのが相場と決まっているので内心ふーんと思っていたら、意外と収蔵品がすごくてびっくりした。
 米内光政が昭和天皇から下賜された硯箱の現物とか普通に展示してあるし。
 すごい盛りだくさんだった。盛りだくさんすぎて(あと寒くて)装備の名前とか覚えられなくて、後でネット検索したぐらい。
 あと、盛岡の人は郷土愛と自負心がかなり強いということが分かった。
○おまけ

 よく見たら運転手さんがピースしていた。

 ホテルの植え込みに落ちていたカラスのヒナ。場所が場所なのでうまく歩けず途方に暮れていた。親も心配らしくて近くをうろうろしている。
 親鳥が近くに来ると、羽を広げておねだりポーズをしたりするのがかわいい。

 あ、眼が合った。

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