朝霞駐屯地で日米共同方面隊指揮所演習(YS-67)を見てきた。
これは日本が他国から侵略された時、米陸軍と協力して具体的にどう動くかをシミュレーションする訓練。朝霞では毎年JXRという大地震に備えた指揮統制のシミュレーション訓練をやっているのだけど、それを大規模にして米陸軍を入れて純軍事的にしたもの。「言ってみれば『大戦略』です」という大変分かりやすい説明が中の人からあった。

ちゃんと対外向けパンフもある。
YAMASAKURAというのは、在日米陸軍のシンボルである富士山と、自衛隊のシンボルである桜を組み合わせた作戦名。今年で67回目なので67がついている。
ものすごい肩書きと階級が並んでいる。ちなみにランザ中将には道ばたで会った。

そうなんだって。

中心になるのは朝霞だが、はるばる沖縄の海兵隊やアメリカからもネットワークで参加している。


今回の想定は、新潟沖の架空の油田の権益確保を狙って某国軍が日本海側から襲来。佐渡島と新潟、長野の一部に上陸したので自衛隊が食い止め、さらに米軍が共同して反撃、本土からたたき出した後佐渡島を奪回するという想定。
架空の油田とか島嶼奪回とか、いろいろ連想するものがあるかもしれないが、それは多分きっと気のせい。
で、この後実際にシミュレート訓練をやっている現場を見たのだが、ここは完全に撮影禁止。さらにコンデジからスマホから、カメラ機能のついているガジェットは全てお預かりとなった。
純粋に軍事的な作戦の訓練なので、機密保持の意味もあって警備の厳しさはJXRの時の比ではない。使用している建物とかテントとかには必ず兵が立哨しているし、いちいち許可証を見せないと絶対入れてくれない。
中では日米両方の人たちがずらりと並んだパソコンで刻々と変わる情報を追っていたり、あちこちで打ち合わせやレクチャーをしていたり、大画面で今の状況が表示されていたりとかなり面白かった。訓練の邪魔になるので1ヶ所に5分か10分ぐらいしかいられなかったけど、1時間ぐらい見ていたかった感じ。
ちゃんと弁護士とか司法書士とかもいて、例えば米軍が進出中にそのへんの家を壊しちゃった時の対応とか、拠点用に土地や建物を使わせてもらわないとならない時の書類手続きとか、そんな部分もシミュレーションしていたのがなかなか新鮮だった。ちなみに自衛官には弁護士や司法書士資格を持っている人がいないので、こういう時に参加するのは有資格者の予備自衛官補。もし資格に覚えがあるなら応募してみたら手軽に自衛官になれる(かもしれない)ぞ。
あと、アメリカ人はドクターペッパーがないと生きていけないらしいというのも分かった。
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