六本木の東京ミッドタウンでやている恐竜科学博に行ってきた。
やっぱ1回見ると他も見たくなっちゃうのよね。
ここでは恐竜の復元化石をジオラマ風に展示して、「生きているように」見せるというのが売りらしい。
今時特に珍しい展示方式でもないと思ったのだが、それをやると福井の恐竜博物館みたいにとにかくみっしり並べて展示するという事ができなくなる一方、展示数が少なくて済むというメリットもある。
さてこれはどっちに転ぶかな?
そしてこれ、実はおととし横浜でやってたのを六本木に持ってきただけらしい。
どおりで、イラストなどのコピーライトが全部2021だから不審に思ってたんだ……。
……の前に、サントリー美術館でこんなのをやっていたので、思いつきでふらっと入ってみた。
虫が出ている書物や装飾品、絵画などをとにかく集めてきて並べたという感じ。なぜかカエルも含まれているのが謎だが、ほぼ確実にいいものが展示されているので見て間違いはない。
ただ、本当にただ並べただけなのが残念。府中美術館あたりなら、同じテーマでもっと面白い見せ方をするだろうなと思った。
というわけでさて恐竜を見に行くか。
冒頭に来るのが、脳腫瘍を患った上に体の各所に怪我や病変を抱えたゴルゴサウルス。
同時に同種の化石としては屈指の残存部位の多さと保存状態の良さを誇るらしい。
いろんな恐竜の足跡。
中央の蛇行しているのがティラノサウルス。とエドモントサウルス、左側上部がエドモントサウルス、そのさらに左がエドモントサウルスのしっぽがちょっとこすれた跡だそうな。
ケツァルコアトルス大好き!
でも実はこの種類は全身化石は見つかっていなくて、似た種類の他の翼竜を大きくして展示しているだけらしいけど。
こうやって見るとほんとデカいな……。
そしてこのポーズで歩きながら餌を探していたらしい。絶対恐いわそれ。
復元図的にはこんな感じらしい。
追われているのは鳥で言えばダチョウのような高速恐竜ストルティオミムス。
復元図で言えばこんな感じ(エドモントサウルスの上の赤い鳥)だったらしい。
なんだっけ、忘れたけど鎧竜とエドモントサウルスの骨。
エドモントサウルスはとにかく良く発見される&群れの状態で発見される恐竜で、恐らく生息数が物凄く多く、さらに大集団を作って生活する習性があったのだろうと推測されている。
首長竜の子供……を大人の骨格から類推して作成したもの。化石が見つかっているわけではない。
モササウルスに追われるペンギンに似た鳥。
ペンギン逃げてー!
トリケラトプスとティラノサウルス。
トリケラトプスには「レイン」、ティラノサウルスには「スタン」と愛称がついている。
ティラノサウルスの一生。
左から赤ちゃん、少年期、青年期、老年期。
ティラノの寿命は30年ぐらいなのか……。
意外と短い。そして模型の老いっぷりがリアルすぎる。
復元模型ではなく、徹底して「骨」で恐竜の生態を描き出そうとしているのが、なかなか面白かった。
もうちょっとレプリカ(展示されてる化石のほぼ大部分が実物ではなくレプリカ)の出来が良ければ、さらに魅力的だったかも。