パシフィコ横浜の「巨大恐竜展」と横須賀に来ているイタリアの空母をハシゴしてきた。
まずは「巨大恐竜展」。
今回の売りは全長37メートルのパタゴティタン・マヨルムの骨格標本。
パラリティタンなら知ってるけど、パタゴティタンは知らないな。近縁種なのかな……。
右がガストルニス、左がエピオルニス。
なんか漫才コンビみたいな語感。
福井博物館にもあった動く模型も数体展示されている。これは頭がぐりぐり動くスピノサウルス。
スピノサウルス好きなんだよね。
この風体で魚が主食ってのがまた好き。子供に思いっきり恐がられてたけど。
ティラノかと思いきや、祖先筋にあたる方だった。
ティラノは後ろに頭骨だけ展示してあった。
噂のパタゴティタン・マヨルム。確かに噂に違わずデカい。
というか高い。腹の下とか普通に歩いてくぐれそう。
福井駅前にもいたやつ。フクイティタン。
これも首をぐいんぐいん動かしていた。
……の頭骨とディプロドクスの頭骨の比較。
ディプロドクスは櫛状の歯で植物をしごき取って食べ、カマラサウルスは幅広の歯で食いちぎって食べていたそう。
これも福井にあったパラサウロロフスのミイラ化石(のレプリカ)。
正直実物と比べるとちょっと作りが荒い。
特に尖ったところもなくて、無難にまとめてある感じだった。
会期が夏休み中という事もあってか、子供が遊んだり操作したりしながら恐竜の事を学べるような展示が結構あった。
大人が触っても面白そうだったのだが、どれも親子連れで大行列していたので諦めた。
さて、恐竜は終わったし、イタリアン空母に行くか。
左がイタリアン空母『カヴール』。右は随伴艦のフリゲート『アルピーノ』。
前に来た『クイーン・エリザベス』は正規空母で巨大なため、米軍基地にしか泊められなかったけど、『カヴール』は軽空母で大きさも『いずも』と変わらない。
なので、自衛隊のほうに停泊できている。
もちろん軍港めぐりを予約してある。
水曜日あたりにサイトを見た時は、まだ150名以上空きがあったのに、今日見たら全便満員。
しかも1時間前に来てこの行列。
客層もこう、いつもの観光客然としたグループや家族連れではなく、独特のバッグとファッションとカメラの似たような雰囲気の男性ばかり。
出港してすぐの『カヴール』。
『クイーン・エリザベス』と同じスキージャンプ式。あと後ろに戦闘機がずらりと並んでいる。
米軍の空母は搭載戦闘機を入港前に全部岩国(昔は厚木)に飛ばして空荷で入って来るから、こうやって戦闘機を乗せたままの空母を見るのは初めて。
艦橋の窓が色とりどりなのは、偏光ガラスかなにかなのかな?
なお、今朝になってフランスの駆逐艦『ブルターニュ』も来たらしい。そういえばフランスも見るの初めてな気がする。
吉倉がイタリアと護衛艦でいっぱいなので、米軍の方に泊めていた。
『カヴール』に載っている戦闘機はハリアーIIとF-35Bとのこと。どちらも垂直離着陸が可能なので、『いずも』とサイズの変わらないこの空母でも運用できる。
ん? F-35Bって『いずも』に載せる予定のやつじゃなかったっけ。なんかこうやって見せる背後に日本政府の思惑を感じるのは気のせいかな?
他の人から言われて気付いたのだが、垂直尾翼になんかの足跡が描いてある。
どうやら狼が部隊のシンボルらしいので、狼のかな? かわいい。
海側からの『カヴール』。
これが撮りたくて軍港めぐりをやった言っても過言ではない。
そしてこちらは『カヴール』に場所を譲って沖に追い出されている『いずも』さん。
あなたも近々あんな風にF-35Bをずらりと並べるようになるのね。どういうとこで使うのか良く分からないけど。
良く見たら『くまの』も沖留めさせられてた。
居住性良くないのにちょっとかわいそう。
このへんはいつものメンバー。
海洋観測艦『しょうなん』と掃海艇『ちちじま』。
どうも、普段船越にいる護衛艦も吉倉に集められているっぽい。
あと潜水艦たちは訓練かな。潜水母艦と救難艦もいなかったから。
ナンバー1トリオ。左から『むらさめ』、『おおなみ』、『もがみ』。
左から右へ順に新しくなっていく。
こうして軍港めぐりで『カヴール』を堪能しまくったが、折角艦載機を載せているのだから、もうちょっとこう良く撮れる高い場所はないかなと思い始めた。
メルキュールは今回予約していなかったので、他の心当たりを探してみたが、これが精一杯。
軍港めぐりがあるコスカーベイサイドストアーズの撮影スポットからも撮ってみたのだが、いろいろとコレジャナイ感じになった。
そして最後はヴェルニー公園。
アメリカ以外の空母を見る機会なんてないだろうと思っていたのに、この数年の間にイギリスとイタリアまで見れてしまった。
それだけ日本近辺の政情が不安定になりつつあるという事なんだろうけれど、でも、知らない船を見れるのは純粋に興味深いし面白い。